SuperStar Vを導入して自動導入にずれが2016年09月06日 12:32

Stella Navigatorでの自動導入で撮影することにしたと書いたのですが、このソフトは重いので、しばしばフリーズしたりします。前回テスト時もフリーズし てしまいました。小屋では、以前から使っているSuperStar IVも使っていたのですが、SS VIで導入しました。

SS IVを使ったのですが、望遠鏡を接続後に見やすい星で同期して、目的の部位に導入しようとするのですが、かなりずれたところに導入されてしまい。使いものになりません。

ネットで検索するとSuperStarのHPに記載がありました。
少し長いのですが、そのまま転記します。

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■現象(AGS)
 ・「AGS Ver5.00」「AGS(Fork Ver5.00)」で接続すると、以後、目標天体から少しずれたところに導入されてしまうようになります。

■原因
 E-ZEUSとAGSは同じエンジンを使っているため、一部スローダウン以外は同じ動作と誰もが(E-ZEUS関係者、AGS関係者双方)思っておりました。
 ところが、「導入到着時スローダウン」の動作が全く異なっていたのです。
 AGSでは購入時の設定が書き換わってしまい、以後はたとえ旧SUPER STAR IV で接続したとしても、そのままでは元に戻りません。

■施した対策
 設定修正プログラムを作りました。

■アップデート後

!!!AGSユーザーの方はよく読んで操作してください!!!

 ★旧SUPER STAR IV をお使いの方。
  何もする必要はありません。

 ★SUPER STAR V Ver5.00、SUPER STAR V Ver5.01をお使いの方で、まだ接続していない方。
  1.アップデートをしてください。
  2.今後は、ドイツ式の方は「AGS Ver5.01」、フォーク式の方は「AGS(Fork Ver5.01)」で接続してお使いください。
  ※これらは使わないでください→「AGS Ver5.01補正」「AGS Fork Ver5.00補正」

 ★SUPER STAR V Ver5.00、SUPER STAR V Ver5.01をお使いの方で、1回でも接続してしまった方。購入時の設定が書き換わってしまっています。
  1.お手元にAGSの操作マニュアルをご用意ください。
  2.アップデートをしてください。
  3.ドイツ式の方は「AGS Ver5.00補正」、フォーク式の方は「AGS Fork Ver5.00補正」で接続してください。
  4.望遠鏡選択画面で[設定]を押して設定画面を開いてください。
  5.「導入到着時スローダウン」に、AGSマニュアルに記載されている「減速タイミング」の値を赤経・赤緯両方とも入力してください。
  6.[OK]ボタンを押せば、これで購入時の設定に戻ります。
  7.今後は、ドイツ式の方は「AGS Ver5.01」、フォーク式の方は「AGS(Fork Ver5.01)」で接続してお使いください。
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私は上記の1回でも接続した方に相当します。

アップデートファイルをダウンロードしインストールしてから、
AGS Ver5.00補正の設定画面で、数値を入力します。

周回ステップ数はAGS-1sのマニュアルを見ると、これははっきりと記載されていました。
導入到着時スローダウンは、マニュアルを丹念にみていくと、GPD用のBLDのAGS-1sはRA DECとも60 ATLUX用はRA DECが80みたいです。
OKを押して、設定を保存します。切断してから、今度は、AGS Ver5.01で接続します。設定を確認すると、書き換えられた値が入っていました。
どうもこの設定がEZEUS本体にも書き込まれる様です。そのため、SS IVでもSS-Vでもずれてしまっていました。

たぶん、SS Vの初期バージョンとAGSを使っている限られた人のみの問題ですが、これでテストの夜をふいにしてしまいました(泣)。

以下は私のAGS-1X AGS-1sの数値の覚えです。
AGS-1X (EM-200)周回ステップ 3456000  導入到着時スローダウン40
AGS-1S (BLD GPD) 周回ステップ 2880000  導入到着時スローダウン60
AGS-1S(ATLUX) 周回ステップ 3456000  導入到着時スローダウン80

とりあえず、問題解決したので良かったです。


M-GENその後2016年09月06日 12:36

M-GENの12V端子部の接触不良は、さらに悪化してしまいました。ハンドコントローラですが、手に持っていると、突然電源が切れてしまいます。困ったことです。とりあえず、購入先のKYOEIさんにメールをして、どうすれも良いかメールしました。製品自体は、コンパクトで消費電力も少ないので、海外遠征にも良いと思っています。安定して使いたいものです。どの様な返事をいただけるかですね。

観測小屋の撮影体制の効率化をめざしているのですが、その中の一つがPHDのサーバー機能で、シャッターコントローラーを使って、ディザーガイドを考えていました。
インターフェースとなるFT232R基板ですが、単独では問題なくシャッターコントロールできるのですが、いざ望遠鏡に接続するとうまく機能しないので す。私の望遠鏡は、AGS-1Sとなりますが、このコントローラーが同じくFT232Rを使っているようです。デバイスマネージャーでチェックすると、 COMポートは番号を違えて正常に動作しているのですが、シャッターコントロールできません。電気に弱い私には、どうすることもできませんでした。

というわけで、今週末は機材の調整に時間を費やしました。解決できたこともありますが、解決できずにもやもやが残ったこともあります。


新月期ですが機材調整中2016年09月06日 12:38

さて、M-GENの電源接続の問題でしたが、KYOEIさんからのメールで接続コードについての指摘があり、確認しました。12Vのシガープラグ付きの接続コードを添付のものと、手持ちのものとも比べてみました。

接続部の穴が少し小さくて、金属製のストッパーとなるようなものもついています。M-GENを使い初めに、接続端子を手持ちのもので使っていたのですが、 最初は問題なかったのですが、最近頻繁に接触不良を起こししまいます。M-GEN添付のものだと、接触不良の症状はなくなりました。原因は、この接続端子 の違いにありそうです。M-GENの電源コードは添付のものを使うべきの様です。これで、トラブルがなくなれば、安心して使っていけそうで、大変うれしい です。


PHDをサーバとした、デザリングですが、Backyard EOS (BYE) かAstro Photography Tool (APT) を使ってみることのしました。Backyard EOSはトライアル30日で使えますが、早速ダウンロードしてみました。マニュアルなしでも、なんとか使えそうなインターフェースです。デザリングも使え そうですし、Wifiでのカメラ制御もできそうです。一方APTですが、さらに高機能の様です。その分、インターフェースが複雑です。PCへの負荷もどの 程度なのかも確認が必要です。

9月に入り、朝夕の気温は少し低くなってきましたが、日中の残暑はけっこうなものがあります。新月期のGPVの予報もイマイチが続きます。秋は、なんとかじっくりと夜長を楽しみたいものです。

Wifi接続でBYEとAPTを使う2016年09月07日 19:17

相変わらずの蒸し暑い天気が続きます。撮影手順の見直し中です。
遠征先と小屋での撮影とも撮影手順をできるだけ統一していきたいと思っています。

撮影時に使用するSoftは以下の通りです。いまさらながら、勉強不足であったと感じています。
大変便利なソフトが有償無償で、出回っていました。

極軸合わせはPole Masterです。PoleNaviも良さそうですが、せっかく買ったのでこのままです。
南天にも対応しているようです。
自動導入をSuperStar Vまたは、SN9ですが、SN9はやや重いかんじ。SSVはモザイク機能もありますが、撮影の連動までは残念ですができません。
オートガイドはPHD ServerをONにしておきます。

撮影ソフトをBackyard EOSかAstro Photo Toolでいきます。
どちらのソフトもWifi接続した6Dをコントロールできました。

以下はBYEの使い方の自分の覚えです。
Wifiの設定は6D側でしておきます。

PCを立ち上げて、6DをスイッチをONにすると自動的にEOS Utilityが起動
起動したEOS Utilityを閉じます。
BYEを立ち上げます。Connect6DはCanon215で接続(DIGICの世代で異なります)
Camera Informationで BULB  ISO1600 RAWやBatteryの状態を確認
Frame&FocusでLIVE VIEWになります。拡大のウィンドーがあり、それでフォーカスをします。色々とお助けモードがついています。
Dither ONです。Settingで、起動時ONにしておきます。

Capture Plan Centerで 撮影プログラムを入力。
撮影対象やフィルターの名前も入力できます。
Delayは撮影開始までの遅延時間でPauseはインターバルの様です。

Start Captureで撮影開始

とりあえず、最低限はこれでいけそうです。Wifiの安いルーターを使っています。
ACアダプターの電圧を確認して、遠征先でも使えるように考えました。

APTは、ほぼ上記の機能はすぐに使えそうでした。その他にも、多機能でもう少し勉強したいと思います。
Plate solvingがPCにトラブルなくスムーズに使えそうだったら、APTを使っていこうかなとも思っています。
BYEをまずは、トライアル期間しっかり使っていこうと思います。
なんとか、晴れて欲しいですね。


来年の事2016年09月22日 17:20

なかなか来年の日食ツアーの料金の発表がなかったのですが、どうも高騰しているようです。
星ナビ協賛は、748,000円~928,000円とか、天文ガイド協賛のほうは未だ不明。

安いので、1960ドルなんてのがあったのですが、現在キャンセル待ちとか?
3分の皆既日食に対して、少し高すぎじゃないでしょうか?個人で、米国往復の飛行機とレンタカー、モーテルを押さえて行くほうが良いかもしれません。皆既 食は、米国の広い範囲であり、特に空の暗さとは関係なく、晴天率が重要になります。米国の西部の砂漠地帯なら、晴天率も治安も問題ないでしょう。皆既帯近 くのメジャーな空港までの飛行機を早めにキープすると良いと思います。FBでも、その方法を取られている方がおられました。

私ですが、当初日食に行くつもりでしたが、3分に対しての代価が少し高いなと感じています。また、今年のNZ遠征の写真を見て、南半球への思いが強くなってしまいました。
今月号の最優秀作品は、大学時代の天文学研究会の後輩の作品になります。この作品はチラゴーで撮影されたものですが、昨年この天文研のメーリングリストか ら、オーストラリア(チラゴー)遠征ツアーの案内があったのですが、その時期はたぶん忙しくて無理と判断し、泣く泣くあきらめました。しかし、ここまで日 本の天気が悪いと、仕事を少しセーブしてでも、出かける気になりました。うれしいことに、来年も行くとの案内をもらいました。ということで、来年はアメリ カではなく、オーストラリアのチラゴーに行くことにしました。

今月の天文ガイドの記事にもありましたが、大変良い空が待っているようです。
南緯17度ということで、さっそく一つ目の機材を調達しました。もっていく赤道儀は一つはK-ASTECのGF-50にしています。これに組み合わせるXY50のオプションに15度プレートがあり、これを調達いたしました。ポタ赤の精密な極軸合わせには大変便利なものです。

もう一つは、小さめの赤道儀にしようと思っています。不慣れな空なので、自動導入ができるものが良いと考えています。晴れないのと、忙しいのとで、実戦投 入できていませんが、SS-One改造したV-1赤道儀を考えています。三脚については、重さを計算して、できるだけ軽いものでいくつもりです。
天気の悪い秋分の日の、来年の事を考えてあれこれと妄想しています。