久しぶりの天文ガイド入選2020年10月05日 18:43

お盆休みに山へ遠征した際の天の川の写真が天文ガイド11月号に採用していただきました。
毎度の事ですが、撮影地とお天気に恵まれた写真となります。
天文ファン憧れの撮影地で、しかも夏場としては例外的な好天に恵まれて、得られた写真です。本当に天からの贈り物と言えるでしょう。


これからは寒くなってきて、11月半ばには凍結路が予測されます。月の巡りからは、今月新月期が今年のラストチャンスで、それからあとは海への遠征となります。

2020年3月21日火球の詳細2020年10月06日 12:10

天界10月号が送付されてきました。
その中で、春の連休に撮影できた火球の詳細が記事になっていました。


自分の覚えで書いたことと若干異なっていました。
連休の快晴の夜であったので、複数の観測記録から詳細が判明しました。天界の記述(*)から、
流星の出現時刻は3月21日AM2:35:11(JST)でした。
最大光度は、自分の目測ではマイナス5等級と考えていましたが、絶対光度マイナス6.4等で、もう少し明るかったようです。
宮崎県日向市の沖、高度92.5kmから発光して29.5kmで消滅したそうです。初速が遅ければ、隕石落下の可能性もあったそうな。
*上田 昌良 宮崎県沖の上空に出現した火球 天界101:342-344 より 

消滅点付近では、光が二股になっており、割れてしまったのかもしれません。

火球は、たまに遭遇するものですが、記録できた事に感謝です。発光点が画面から外れてしまい、役立つ記録にはならなかったようです。

Tamron 35mm F1.4 Di USDをポチ2020年10月22日 18:11

買って4年半になる、EF35mmF1.4 L-IIの片ボケに悩み、ついにTamron 35mm F1.4 Di USDをポチってしまう。純正のよりもはるかに安かった。

早速レンズテストをすることができた。
解放から4隅の画像はコマも少なく、優れたものであった。周辺減光はそれなりにある。

まずは解放F1.4の実写画像
Tamron 35mm/F1.4 Di USM EOS 6D ISO1600 20sec露光
Pixel等倍では次の様になる
周辺減光はあるものの、4隅までコマが少なく点像をキープしている。

ついでF2.8まで絞った画像
Tamron 35mm/F1.4 Di USM EOS 6D ISO1600 80sec露光
Pixel等倍では次の様になる
周辺像はさらに引き締まった。

周辺減光さえ気にしなければ、解放からでも使えるレンズです。実売価格から考えると、きわめてコストパーフォーマンスに優れた神レンズといえるかもしれない。タムロンがSPシリーズ40周年の節目に発売した最上級の描写力を持ったレンズであるという文句に、偽りはないと感じました。


一方、悩んでいるEF35mm F1.4 L-IIもテストしてみました。
絞りF2.8の実写です。
EF35mm F1.4 L-II EOS 6D ISO1600 80秒露光
このサイズだと問題無い様に感じます。
問題のない画面左上の画像です。
当初は、画面四隅とも素晴らしい像でした。

片ボケに悩んでいる画面右下

絞って改善しないところが通常の収差とは異なる。カメラ自体は、上記のTamronと同一で、スケアリングもチェック済です。
とりあえず、一度Canonに相談してみようかとも思います。

EF35mm F1.4 L-IIは、BRレンズを使用し、革新的な技術を投入したレンズであった。当初は、大変素晴らしい性能を発揮していた。それが、2年前くらいから、片ボケに悩まされることになった。BR撮像素子は、硝材ではなく、有機光学材料との事で、レンズ間に配置している。もしかしたら、レンズ保管方法が、横向きにずっと置いていたためかもしれない。BR光学素子の劣化についてネットで検索するが、RB光学素子は、樹脂製でレンズ間に挟み込んでいるので、耐久性は問題ないとの事であった。悩んでいる画像の片ボケは、画面右側の一部のみで、その他は大変シャープである。通常の人物写真などでは、まったくわからないレベルである。
導入直後にYouTubeのよっちゃんのチャンネルで凄いを連発させたレンズですが、現状はイマイチです。