カシオペア座2019年11月11日 19:36

久しぶりに撮影したのは、カシオペア座でした。自動導入がイマイチで、わかりやすい星座にしました。久しぶりの撮影で、色々なトラブルが起こりがちでした。

今回はSEO Cooled 6Dでの撮影でしたが、購入して初めてスケアリング調整をしました。大きくはずれていませんでしたが、容易に調整できました。このCooled 6Dには、レンズ後部にフィルターを入れることができます。以前の経験では、あまり結果が良くなかったのですが、その理由は、おそらくフィルター厚による、バックフォーカスの延長が考えられました。
今回使用した玄天QROは、標準のフィルター厚の2.5mmよりも薄い1.1mmなので、バックフォーカス短縮が0.42mmとなる。この効果をためしてみた。2017年の夏に、このフィルターを買っていたのですが、F4DGにしか使っていませんでした。
今回使ってみて、大変良い結果となりました。でも、玄天は生産中止で、薄手のフィルターは、IDASはないかも?STC AstroDuoは1㎜なので、好結果が期待できるかもです。次回のテストが期待されます。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO-Cooled 6D) ISO1600
APO Sonnar 135mm/F2, F2.8 玄天QRO HEUIB=II
3min x16 総露出時間48分
ATLUX(AGS-1S改) M-GEN+Kowa75mmでsnake modeでのデイザーガイド

名前入りです。





久しぶりです。2019年11月04日 21:44

9月、10月と残暑や天候不良、お天気と仕事の折り合いの悪さから、天文活動はお休み状態でした。ようやく、安定した晴れの夜が増えてきました。当地では10月下旬から冬までのこの時期が最も安定した空になります。今週末は連休でしたが、土日は、仕事になってしまいました。ようやく今日、お休みとなりました。
仕事のペースを落としてはいるのですが、なかなか思いようにはいきません。

オーストラリア遠征以後、夏場の天候不良の時期には、やはり物欲に負けてしまい、小物中心にいくつか導入したものがあります。

本日は、Starry Skyフィルターです。先週の晴れの夜、少しだけ撮影できたのでアップします。干渉系のフィルターでは、広角レンズでは、入射角が大きいと色ずれを起こすので使えないのですが、このフィルターは、干渉系ではないそうで、レンズの焦点距離の制限がありません。水銀灯などの光害を抑えてくれるフィルターになります。

とりあえず、改造カメラでの撮影ではどうなるか試してみました。改造カメラなので、ノーフィルターでは赤が強くなります。画面の下方には光害によるかぶりが認められます。
6D(Starshop新改造) ISO1600 35㎜ F2.8 150secで撮影したものを、DPPでRAW現像しただけの画像です。ヒストグラムは真ん中を超えてしまっています。


Starry Nightをつけるとこう変わります。撮影条件は同一です。
赤と緑のピークが下がっており、かぶりが目立たなくなっています。フィルターによる星像の劣化はなさそうです。H-alphaの低下はないので、相対的に赤い星雲もコントラスアップするようです。
暇なときに処理画像をアップしていきます。




こぎつね座の暗黒星雲(再処理)2019年08月16日 19:32

2016年に撮影したこぎつね座の暗黒星雲をStarNet++を利用して再処理しました。この領域は、暗黒星雲と青白い反射星雲のからみが大変綺麗な領域です。
画面右下のCoathagerの星ならびも、青い反射星雲(LBN130)により華やかとなっています。
暗黒星雲とH-alphaの絡みも萌えるのですが、この様な領域も大変萌える領域です。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600
BORG 77ED-II + F4DG twin system
HEUIB-II で6min x4,Filterなしで 6min x4 総露出時間48分
ATLUX(AGS-1S改) M-GEN+Kowa75mmでsnake modeでのデイザーガイド
2016年6月撮影した画像をStarNet++を利用して再処理
暗黒星雲を青い反射星雲を強調

LDNナンバーをCartes du Cielを利用して重ねてみました。


少し露出時間が短いので、再度チャレンジをしようと思っているのですが、なかなか夏場の透明度の高い空に巡り合えません。
ここと、もう2ケ所くらいを夏場に撮りたいと思っているのですが、8月も半ばを過ぎてしまいました。


さそり座西の暗黒星雲2019年08月09日 19:28

昨日は立秋だったそうですが、今日もとても暑い一日でした。立秋もすぎて、暦の上では秋とか、残暑見舞いでないといけないとか言われるのですが、暑さのピークを過ぎて、これから少し秋の気配が感じられる時期という事なんだろうと思います。
暑くて、モチベーションの上がらないお天気が続いています。台風もお盆にかけて接近するとかで、今後のお天気に気をつける必要があります。

今日アップするのは、4月に撮影した画像のなかで、未だアップしていなかったものになります。
さそり座の西側で、おおかみ座、じょうぎ座付近の暗黒星雲です。
華やかな散光星雲とは違う魅力があります。南天の暗黒星雲にはSa (Sandqvist) やSL(Sandqvist and Lindroos)などの番号が付されるものが多いです。その他、無名のものもあるようです。
この様な対象は、地味なんですが、変態マニアは萌え萌えです。
しっかりと撮影してモザイクしたかったのですが、APO Sonnarの場合、構図の回転が難しいです。本来はレボルビング装置を併用して回転すべきでしたが、重量制限で持っていけませんでした。レンズのバンドを利用して回転させると、微妙にフォーカスやスケアリングの狂いが出てモザイクになりませんでした。南天で安定した撮影するのは、なかなか大変です。
画像データ:撮影データ:APO Sonnar 135mm/F2 絞りF2.8
Canon EOS6D(HKIR改造) Filterなし AutoWB ISO1600 2.5min x16  (total 40min)
GF-50でノータッチガイド
RAP2でダーク&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF→SI8でコンポジット→CS6で強調

覚えのマーク入れたものです。

来年の撮影のためのMapです。
こうしてみると、銀河周囲にはいろいろな対象があるものです。
来年の遠征では、さそり座をしっかりと撮影したいと思っています。



StarNet++を利用したさそり座頭部2019年08月01日 19:14

4月に撮影したさそり座頭部の今頃になって画像処理しました。画像処理の達人がたくさん画像をアップしている領域であり、オーストラリアまで行って、これだけかと言われそうです。言い訳になりますが、4月の遠征では、さそり座はしっかりと撮る対象ではありませんせんでした。6月の2回目の遠征でしっかり撮影する予定であったので、撮影枚数も少な目でした。また、解放で撮影したため、少し画面左側のフォーカスが甘くなっています。

今回の処理には今話題のStarnet ++を使いました。大きな画像はPCの負担が大きいようなので、小さくした画像に、星を消した画像を作り、それを少し元画像にアレンジを加えました。

処理画像はこれです。

撮影データ:APO Sonnar 135mm/F2 絞り解放
Canon EOS6D(SEO SP4 COOLED 6D) Filterなし AutoWB ISO1600 2min x17 (total 34min)
GP-D赤道儀(MTS-3仕様) M-GEN Kowa 75mmでガイド
RAP2でダーク&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF→SI8でコンポジット→CS6で強調
外気温15℃くらい、7.5Vで弱冷却追加
今回はCS6の処理画像を1920x1280に縮小して、StarNet++で星消し画像を作成
星消し画像を少し強調したものを比較明で合成して透過度を調整しました。たぶん色々なやり方があるのでしょうけれど、安直な方法でやってみました。


以下が星消し画像です。

コマンドラインを使うといことでしたが、さほど難しいものではありませんでしたが、Astroimaging Processing Tipsの動画が大変わかりやすくありがたかったです。
今はやりのAIを使った画像処理ツールで大変興味深かったです。私たちの仕事の世界にも、AIの画像処理ツールが導入されており、いろいろな用語がとびかっています。