南天限界その22020年09月02日 18:37

今日は、先日のお盆の早い時間帯に撮影したさそり座南部の画像をアップします。撮影した8月14日、8月16日のどちらの夜も素晴らしい透明度でした。早い時間帯に、せっかくなので四国での南天限界ということで、さそり座南部を撮影しました。撮影条件が良かったので、高度5度以上のところは、ある程度の描写ができたと思います。

撮影データ:Canon EOS6D(HKIR改造) Auto WB, ISO 1600
Voigtlander APOLANTHAR  絞りF3.5 HEUIB-II filter使用、 4min x12 南北2モザイク (total 96min)
K-ASTEC GF-50 ノータッチガイド
RAP2 CS6でTIFF変換、SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6でモザイク合成後 強調処理

この夜は、比較的大気光の影響が少ない夜でした。NGC6188も比較的綺麗に描写できています。
この夜の撮像した画像をDPPで見たものをアップします。南天の低空なので、飛行機がいっぱい飛んでいます。元画像でもNGC6188がそこそこ見えるので、四国でのデータとしてはこれまでで、ベストだろうと思います。

参考までに、2018年にオーストラリアで、同一条件で撮影したものがこれになります。
なんの処理をしないでも、とても綺麗に見えます。ヒストグラムのピークもかなり低いところにあります。こういう条件での撮影だと大変楽です。

今年は、豪州遠征できなかったのですが、真夏にさそり南部を撮影することができて良かったです。例年は、さそりやいて座の好機となる6月~8月に好条件で撮影することができません。来年は、是非とも遠征したいと思います。

今回もこれまでの画像処理をしていますが、この夏にマルさんの好意で、PixInsightの画像処理のワークショップをWEB開催してもらいました。まだ、十分理解していないのですが、自由度の高い画像処理ができて期待が持てます。秋の夜長、もう少し勉強をしてみたいと思います。

新型コロナは、徐々に減少傾向で、少しホッとしています。四国は人口も少なく、三密回避しやすいので、ここのところは感染報告が少なくなっています。冬のインフルエンザの時期までは、こんな状態が続くのではと思います。

南天限界にチャレンジ2020年08月25日 18:16

先日のお盆休みは、夏としては例外的に透明度の高い夜でした。

遠征先は、アケルナルやガクルクスの見える南の開けた場所です。透明度も高かったので、みなみのかんむり座の反射星雲や2惑星を含めて35mmで撮影してみました。
残念ながら、南中高度が20度に満たないみなみのかんむり座の反射星雲の写りは国内からは、こんなものというレベルでした。
低空の星が結構みえているので、同定すると、ぼうえんきょう座、インディアン座、つる座などの普段はほとんど見えない星座が写っていました。

撮影データ:Canon EOS6D(Seo Cooled 6D改造) Auto WB, ISO 1600
EF35mm/F1.4 L-II  絞りF2.8 No filter使用、 2min x12 (total 24min)
SKY-MEMO NS ノータッチガイド
RAP2 CS6でTIFF変換、SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6などで処理

わかる範囲でマークをいれました。

はやくコロナが収束して、豪州へ遠征したいと改めて思いを強くしました。


はくちょう座2020年08月24日 19:03

先日、山の上で撮影したはくちょう座になります。

Sigma 50mm/F1.4には、外すのをわすれたままStarry Nightフィルターが入ったままでした。光害とは無縁の撮影地でしたが、若干カラーバランスが変わり、赤い星雲は少しコントラスが上がる感じでした。この領域は赤い星雲がいっぱいです。暗黒帯も少し赤っぽいような気がします。
こぎつね座やハクチョウ座北部のLe Gentil3の領域は黒いです。

撮影データ:Canon EOS6D(Seo Cooled 6D改造) Auto WB, ISO 1600
SIGMA50mm/F1.4 Art  絞りF3.2 StarryNight filter使用、 4min x8 (total 32min)
SKY-MEMO NS ノータッチガイド
RAP2 CS6でTIFF変換、SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6などで処理

Minor Dark2020年08月23日 10:26

お盆休みの山の上で何を撮ったのかというと、自称変態なので、いままで撮ったことのないLDN673という暗黒星雲でした。
わし座からこぎつね座の暗黒帯は、マイナー領域です。こぎつね座には少し大きめのH-alphaがあるので、ときどき撮影されますが、わし座の暗黒星雲は国内での作例が少ないです。もっと、色気のあるところを撮るべきだったと思います。

撮ってみたのですが、海外の作例の様には、写ってこなかったので、すこしがっかりでした。もう少し長焦点で、微光星をしっかりと描写して撮影してみる必要がありそうです。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO Cooled 6D)ISO1600 Auto WB
BORG 77ED-II + F4DG (fl=330、F4.3)+HEUIB-II 6min x 17 (total 102min)
VIXEN GP2 (K-ASTEC AGS-1S BLD改造) M-GEN でのAutoguide
RAP2 CS6でTIFF変換 SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6などで処理

どこを狙ったかわからないと思うので、大きな写真も撮っておきました。

撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造)ISO1600 Auto WB
Voigtlander Apo LANTHAR 90mm/F3.5 絞リ開放 4min x 12, 南北2コマモザイク(total 96min)
K-ASTEC GF50 ノータッチガイド
RAP2 CS6でTIFF変換、SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6などで処理

これでもどこかわからないと思うので、
めぼしいものに目印を入れたマップです。
わし座のひし形の中の西の隅にLDN673はあります。
とってもマイナーでした。


銀河アーチ2020年08月18日 12:18

酷暑の夏です。浜松では、41.1度を記録したとか?想像を絶する暑さです。世間では、コロナ禍のため、ふだんのお盆とは違い、近場で過ごされた方が多かったようです。

今年のお盆は猛暑でしたが、その理由として、太平洋高気圧とチベット高気圧の2段での張り出しが原因だそうな?14日~16日にかけては、すっぽりと高気圧に覆われて、雲一つない空が広がりました。加えて、例外的にPM2.5 も低値で、抜けるような青空となりました。
平地では、夕方が来ても30度を下らず、クーラーの効いた部屋でないと汗がでます。そんななか、避暑を兼ねて、四国カルストにある遠征地へ行ってきました。
人の多くないほうへ行ったので、3密とは無縁でした。現地の気温は到着時19度、帰るときで18度でした。大変快適な星見となりました。

今年の天の川アーチをアップします。

撮影データ:Canon EOS6D(Seo Cooled 6D改造) Auto WB, ISO 1600
EF8-15mm/F4L  絞り解放 4min x6 (total 24min)
SKY-MEMO NS ノータッチガイド

豪州での暗い空の様には行きませんが、天頂付近の空の暗さは、それに匹敵する空と感じました。都市の光害は免れることは、国内では難しいと思います。
この空の下で、時々流れるペルセウス群と名残と思われる流星を見ながら、過ごすことができました。現実を忘れることのできた夜でした。猛暑と引き換えの山の上の夜でした。