SIGMA 70mm F2.8DG Macro Artの試写2018年06月19日 20:23

先週末は、晴れ間もあったのですが、色々と所用があり、ゆっくりと撮影する時間がとれませんでしたが、梅雨の晴れ間となった土曜の夜に表題のレンズの試写に出かけてきました。

カミソリマクロと言われた先代のレンズがArtと名をうって、リニューアルされたものです。
良い点は、
①49mmのフィルター径で、レンズ前にHEUIB-IIやLPS-D1などを入れやすい。
②先代で目立った、青ハロはほぼ無くなり、色収差については高度に補正がなされている。

悪い点は、
①小さな前玉のせいか、周辺減光が大きいように感じます。
②フォーカスがフォーカスリングとフォーカス駆動部の機械的連結がないバイワイヤ方式となり、マニュアルフォーカス時の手ごたえがなくなり、フォーカス時に少しイライラします。

周辺減光はこんな感じです。



Tamron SP 45mm Di VC USDのテスト2017年11月01日 12:36

2週連続の週末台風で、何もできなかったので、一本レンズを買いました。

このレンズは、タムロンが単焦点レンズとして2015年にリリースしたものです。SIGMAのArtシリーズほどではないのですが、なかなかよさげなレンズの様に思われ、D810Aの普段使い用にするため、導入しました。資金捻出のため、使う機会の少ないAF-S 28mm/F1.8Gを下取り交換としました。追い金が若干必要でした。

このレンズは、非球面レンズ2枚、異常低分散レンズ2枚使用した8群10毎の構成となります。ぴんたんさんのOtus50mm/F1.4なんかでは、非球面レンズ1枚、異常低分散レンズ6枚使用した10群12枚の超絶の構成で、お値段も、本レンズの6倍もします。とても、買えないので、作例を拝見するだけです。

レンズレビューのサイトで見る限り、コマが少な目で、純正の標準レンズに比べるとかなり高評価です。

普段使いが目的ですが、星にも使えるかもと思いテストをしてみました。といういことで、実写性能を星の撮影でチェックしました。ハロの出方、周辺のコマ収差などで、レンズの性能を評価するのにはとても良いテストと思います。

月が大きくなってきたので、がっつり撮影はできませんが、レンズテストくらいはと早朝に撮影しました。

D810Aの解像度で見ると周辺像は少し流れます。絞りが大き目だと、ハロが目立つようですが、F3.2まで絞ると概ね画質は良好になり、F4まで絞ると十分な星像となった。

等倍画像による中心やや右寄りの画像

等倍画像による画面左上の画像

の結果からは絞りF3.2まで絞ると、星の撮影にも十分つかえるレンズと思います。
D810Aの作例です。テストのため、強調はあまりせず、周辺減光とカブリ補正をしています。

撮影データ:
Tamron 45mm/F1.8 Di VC USD 絞りF3.2
Nikon D810A ISO1600 3min x2
Skymemo S ノータッチガイド
CS6でTIFF変換→SI7で合成、周辺減光補正、カブリ補正→CS6で調整

Samyang 135mm/F2のテスト2017年05月02日 18:44

世間では、SIGMA135mm/F1.8の超高性能が話題となっていますが、やはりお値段が張ります。NIKON D810A用の使えるレンズは、28mm/F1.8 しかないので、4月の東京出張の際に、使う予定のないレンズを2本ほど売却して、このレンズを買いました。おつりが来て、びっくりしました。

これまでの情報では、EDレンズ1枚しか使っていないけれどかなり高性能レンズとの評判です。
あるサイトからのSamynagとSigmaのMTF50のデータを重ねてみました。F2.8では、フルサイズ端で、解像度の少し差がありますが、健闘していることがわかります。この辺に期待して買うことにしました。

さっそくかえって試写してみて、片ボケにがっかりしました。半絞り絞ったF2.5でしたが、画面右側が明らかなピンボケでした。D810Aの7360x4912の高画素の300X300PIXELの等倍なので、かなりシビアな評価でありますが、こんな結果となりました。


さっそく初期不良のクレームをこのデータを添付して送り、交換に応じてくれました。
Samyangのレンズ自体は、本来の性能を発揮すれば、かなり健闘してくれます。なので、Samyangのレンズを買うときは、信頼できる販売店で新品を買うことが大切です。試写してみて、無限遠が出ないとか、明らかな片ボケがあるときはクレームに応じていただけます。中古を買ってはいけないレンズと思います。

送られてきた代替品で、連休二日目の夜に再度チャレンジしました。
F2.8まで絞ってはいますが、片ボケの傾向は大変少なくなりました。この結果を見ると、周辺画像が悪い様に見えますが、フルサイズ最周辺部のみ、こんな感じで画面の95%は良好な点像となっています。

F2.8での周辺減光はこんな感じです。
こちらも最周辺でカクッと落ちる感じです。

色収差は少なめと感じます。高解像度カメラでも、最周辺部を除けば十分使えるレンズと感じています。APOゾナーの方が、当然ながら周辺まできちんと描写できるレンズであり、SIGMAはその上を行っている可能性があるということになるのでしょうか?
でも、価格差を考えると、コストパーフォーマンスに優れていると感じました。D810Aとこの組み合わせでも、撮影してみようと思います。

最後にテストで撮影したJohnson彗星の少し圧縮をかけてリサイズした大き目の画像をアップします。PhotoshopでRAW現像後リサイズのみで、コントラストなどはいじっていません。星像のシャープさがわかるかと思います。
撮影データ:NIKOND810A ISO1600 
Samyang 135mm/F2 F2.8 2.5min
EM200赤道儀 BORG50mm+QHY5LII PHD Guiding




秋の銀河2016年11月07日 18:58

11月に入り、ようやく移動性高気圧が帯状につらなって安定したお天気が来てくれました。とは言え、良く晴れたのは、3日(木)の夜と4日(金)の夜でした。あいにく、金曜も土曜も仕事が入っていたので、午前1時前に撤収となり、オリオン座のほうまでは撮影できませんでした。それでも、雲も流れず気持良く撮影できたのは久しぶりでした。

D810Aを導入したので、手持ちのAF-S 28mm/F1.8Gで撮影してみました。
PhotoshopCS6なので、Camera RAW 9.11をインストールして、Adobe DNG Converterも9.11にすることで、D810Aの処理ができて助かりました。

PhotoshopのほうでRAW現像するとRGBのヒストグラムが見事に重なります。

比較的新しいGレンズの28mm/F1.8でしたが、広角レンズなので、多分コマが出てくると思っていたのですが4隅は比較的良かったです。なのに、中間域が結構流れるという現象が生じます。フルサイズまで使える広角レンズは、超高価なものでないと無理だと改めて感じました。その中で、まだましなほうと思います。


とりあえず、仕上げてみました。思ったほどは、H-alphaが写らないと感じました。
撮影データ:NIKOND810A ISO1600 
AF-S 28mm/F1.8  絞りF4.5 3min x10 (Total 30min)
EM200赤道儀 ノータッチガイド
RAP2でダーク引き→CS6でRAW現像TIFF化→SI7でカブリ補正→CS6で強調と補正処理


Canon EF 35mm/F1.4 L II USM2016年04月19日 18:21

タイトルのレンズをこの前の横浜出張の折に買いました。2本ほど使う予定のないレンズを売却しましたが、追金が結構かかりました。
BRレンズを採用して、色収差やコマ収差の少ないレンズとの事で、天文ガイド2月号の記事を読んだときから、凄く気になっていました。色々なレンズテストを見るにつけ、解放では周辺減光があるけれど、コマ収差は良好に補正されているとの事。ISがないのも、大変気にいりました。ISやOS付きのレンズでは、しばしば不安定な結果で、不安がいつもありました。
最高の光学性能を追求するならば、ISは、ないほうが良いと思います。

レンズは、やはり大き目です。Samyang 35mmと比べて同じくらいです。

今朝は、月没と薄明の間に少しだけ時間があり、天気予報も良さげなので、テストに行きました。
解放での性能を見てみました。
色調を少し補正しただけです。やはり、解放では周辺減光がきつい様です。

気になる四隅の星像はどうかです。
明るい星に少しだけひげが出る程度で、解放でも良好にコマ収差が補正されていることが分かりました。
この後、薄明直前の空で、F2.0まで絞って、さそり座と夏の銀河を撮影してみました。処理ができたら、アップしてみます。
このレンズで、最高の空の下で南天限界を極めてみたいものです。