Pro-10S修理の顛末2020年12月16日 17:33

PIXUS Pro-10Sの修理が終了しました。

約20kgもあるので、移動するだけでも大変ということで、楽々修理便を選択しました。自宅まで宅急便配送業者が引き取りに来てくれて「往復の配送料金」「梱包資材費用」「梱包手数料」が含まれています。梱包不要で¥3300円は、大きなプリンターにはメリットがあったと思います。修理料金は一律の¥19800で収まっていました。12月7日に引取りに来て、昨日12月15日に届きました。8日で返送されました。申し込みの際のWEB SITEには代引き清算と記載がありますが、昨日家内から大きな代引き荷物が届いて、¥23100だけど私のものかと電話がありました。
申し込みの際には受付メールがあったのですが、返送時にはメールが無かったのです。突然の大きな荷物の返送で、事前のメールをして欲しかったところです。

修理伝票をみると、「故障の原因はプリントヘッド及び印字回復機構部の不都合のため、交換いたしました。」と書かれており、プリントヘッドと印字回復機構部の交換をしたとの事。とりあえず、来年3月17日まで(3ヶ月)の修理保証がついていました。
その他、テスト印刷や美人の印刷サンプルが同封、修理後の注意などが同梱されていました。これで、直ったのならば、新品で6万前後のプリンターを買い替えなくて良いので良かったと言えます。2017年7月に買ったから、3年半経ったのでまたこわれるかも?




Sh2-140付近の散光星雲と暗黒星雲2020年12月15日 17:31

10月に撮影したのですが、色々とあって処理が遅れていました。

ここは、以前から気になる領域でした。何度か撮影したのですが、満足に撮影できたことがありません。今回は、BORG77ED-IIのツイン撮影でした。片方は、HEUIB-II, 片方はLPS-D1での撮影でした。赤い星雲は良く出てくれるのですが、青い成分は写りが悪くなりました。デジカメで、綺麗に描写するのは、やはり難しいです。

撮影データ:
#1 EOS 6D (SEO SP4) ISO 1600  
BORG77ED-II +F4DG + HEUIB-II filter 6min x 16 (Total 96min)
#2 EOS 6D(Starshop新改造) ISO 1600
BORG77ED-II +F4DG + LPS-D1 filter 6min x 16 (Total 96min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
気温7℃
#1,#2の画像をRAP2, SI7, CS6で強調処理、ブレンド比率を#1を50%、#2を50%で合成

淡い対象ですが、色々なものが写っています。わかる範囲で、同定しました。


今年はコロナに始まり、コロナで終わる一年になりそうです。
日々、睡眠不足にならないように気を付けています。そのため、遅い時間の撮影はしていません。11月は、けっこう忙しくて、ほとんど撮影できませんでした。12月にもチャンスは何度かあったのですが、自粛中です。
地方では、大都市圏の様な多くの患者が発生することはありませんが、地方都市にもじわじわと感染者が増えています。この年末年始は、どこへも行かず。子供たちも帰省せず、自粛生活になりそうです。
ストレスのためや、予定していた海外遠征が中止となり、少し物欲モードになっています。
当初は、ミラーレスデジタルカメラを考えていたのですが、デジカメでの撮影には少し限界を感じています。冷却CCDカメラとしてQSI583WSは持っていたのですが、撮影時間が十分とれず、死蔵状態でした。ミラーレスデジタルカメラの代わりに、最近はやりの冷却CMOSカメラを買う気になっています。センサーサイズが同じフォーサーズのASI294MMに傾いています。2x2ビニングでの1170万画素の撮影に加えて、1x1ビニングで4680万画素でも撮れるとの事で、高解像度の写真を撮れるとの情報にそそられています。フィルターも手持ちのもので、賄えるのも良さそうです。まずは、ASI AIR PROを導入しました。
今年も残すところ、半月となりました。健康に留意して、来年も元気で撮影できるようにと思っています。

Pro-10Sトラブル2020年11月26日 18:42

最近は、フォトコンに応募することがめっきり少なくなり、プリンターの稼働の回数が減ってしまいました。前回プリントしたのは、8月でしたので、3ヶ月くらい間が空いてしまいました。いつも、最初のプリントの時はイマイチ調子が良くなくて、プリンターヘッドのクリーニングなんかをしていました。

今回印刷すると、まったく青や黒が出ていません。ユーティリティを使い、強力クリーニングを含めて数回行ったのですが、テスト印刷をしても、ヘッド2のGY, PBK, C, CO, MBKが全然印刷されません。個々のヘッドの問題ではなく、ヘッド2のほうが全体ダメになっているようです。ネットで検索したら、同じ様な事例があるみたいです。

修理には、安いプリンターなら、買い替えとなるところですが、少し高いので修理をする気になっています。調べたら、一律修理料金で税込み¥19800です。加えて、楽々修理便というサービスで重いプリンターを自宅まで取りに来て修理完了後配送してくれるサービスがあり、これが¥3300との事です。

まだ、インクの買い置きもあるので、今回は修理を選択しようかと思います。




きりん座-ペルセウス座-ぎょしゃ座境界付近2020年11月17日 18:33

きりん座、ペルセウス座、ぎょしゃ座の境界には、淡いSharplessナンバーの散光星雲、暗黒星雲、散開星雲が点在する領域です。秋から冬の銀河のはしっこの地味な変態領域です。今回は新旧のSonnar135mmのツイン撮影で長時間露光で撮影してみました。画像処理技術が拙いので、なんとか時間でカバーしてみようという事でした。
一つは、APO Sonnarに投げ売りとなった77mmのKenko LRP Type2を入れたものです。もう一つは、旧型のZeiss SonnarにSTC Astroduo narrow band filterを装着して撮影しました。

超新星残骸と言われているSh2-221の青いところが少しでも出ないかと思ったのですが、デジ一の6Dには難物でした。

撮影データ:
#1 EOS 6D (SEO Cooled) ISO 3200  
Sonnar 135mm/F2.8 絞り解放, STC Astroduo narrow band filter 7min x 34 (Total 238min)
#2 EOS 6D(HKIR改) ISO 800
APO Sonnar 135mm/F2 絞りF2.8, Kenko LRP Type2 7min x34 (Total 238min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
気温7℃
#1,#2の画像をRAP2, SI7, CS6で強調処理、ブレンド比率を#1を70%、#2を30%で合成

いつものように主な対象にマークをいれました。

綺麗かと言われると、なんとも言えないのですが、寒い中4時間かけて撮影したので、アップします。

変態領域なので、広角で撮影したものもマップとして入れておきます。

NGC7822 & Ced2142020年11月03日 21:06

先月の新月期には、細切れながら撮影をすることができました。
いろいろとテストしたいことがありましたが、その合間に撮影した秋の星雲をアップします。NGC7822とCed214です。?マークのような形で、特徴あります。赤い星雲で、あまり色的には華やかさは少ないのですが、密な散開星団や、暗黒星雲の切れ込みなんかもあって、きれいに描写することが難しいです。

今回は、BORG77+F4DGのツインで、片方にHEIUB-II, もう一方にLPS-V3を入れての撮影でした。どう処理するか、いろいろとトライしたいところですが、とりあえずは、合成したものをアップします。
どちらのフィルターも赤い星雲を強調させるので、少し赤くなりがちでしたが、それを抑えめの色目にしました。

撮影データ:
#1:Canon EOS6D (SEO SP4)ISO1600 Auto WB
BORG 77ED-II + F4DG (fl=330、F4.3)+HEUIB-II 6min x 17 (total 102min)
#2:Canon EOS6D (HKIR改) ISO2500 Auto WB
BORG 77ED-II + F4DG (fl=330、F4.3)+LPS-V3 6min x 17 (total 102min)
Vixen ATLUX (K-ASTEC AGS-1X改) M-GEN Kowa 75mmでAutoguide

RAP2 CS6でTIFF変換 SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6などで処理
#1と#2をブレンド率50%で合成