Serpens Caudaの暗黒帯2020年05月29日 19:06

FBで、AraiさんがSh2-64の領域をアップしていました。

へび座尾部のこの領域は、天の川の暗黒帯に相当します。これを見て、変態領域が大好きな私は、過去画像を見直して再処理をしてみる気分になってしまいました。
まずは、サムヤン35mmで撮影した広角での写真で、夏銀河を見てみると、真ん中も横切る暗黒帯が目立ちます。いて座の少し上に、へび座尾部とわし座があります。暗黒帯というくらいで、普通にとると黒く沈んだ領域です。


上の写真の枠内を
APO Sonnar+6Dで撮影したものが下の写真になります。


一見すると何もないような領域ですが、淡いガスがかぶって、青いvdB123なんかの存在に加えて、淡いガス状の星雲が全体に淡く存在するのが、わかります。Sh2-64は、赤い星雲ですが大変淡くて、ノーフィルターではかなり厳しいと思います。

vdB123やLDN 583, LDN 588などをBORG 77ED-II で撮影したものをさらに、トリミングしたものがこれになります。2016年に撮影したものですが、StarNet++やDenoise AIなども、使ってみて、再処理しました。
Araiさんは、怪しげとかばっちいとか言われていますが、いわゆる変態領域と言えるでしょう。
この南側にSh2-64があります。こんなところを注目するマニアは少ないでしょうけれど、ぜひともチャレンジしたい領域です。



ω星団とケンタウルスA2020年05月25日 19:09

5月も下旬になりました。2ケ月も前の画像を処理しました。
3月の海遠征の際に撮影した、ω星団とケンタウルスAです。日本では南天低いので、好条件で撮影できません。例年は春先に、遠征した際に撮影しております。オーストラリアにいくと真上で、ついつい撮影するのを忘れています。

国内では、高度のある時間帯でないと、低空のカブリで色が赤くなってしまいます。また、低空の大気差もあって、コンポジットの際は気をつける必要があります。

NIKON D810AISO1600 Auto WB
WO RedCat 51 Fl=250mm F4.9 No filter 3min x16 (Total 48min)
VIXEN GP (AGS-1X) M-GEN Kowa 75mmでガイド
RAP2 CS6でTIFF変換 SI-7でコンポジット&カブリ補正→ CS6で処理

Red Catは、すごくシャープです。元画像の50%の拡大でそれぞれをピックアップしました。


再処理5 Vela SNR2020年05月21日 18:45

画像再処理シリーズです。

今回は昨年撮影したVela SNRをもう一度見直しました。そのきっかけは、FacebookでみたS氏のブロードバンドの画像でした。前回の処理はSTC Dual Norrowband Filterの画像とHEUIB-IIの画像をブレンドしたものでした。SNR上部のO-IIIのフィラメント部分をより出すようにしたので、O-IIIの色がそのまま出てきて、緑色のフィラメントが前面に出たものになりました。
O-IIIのフィラメントの本当に色は、もう少し青い様で、今回はその部分を見直しました。
また、合成するHEUIB-IIの画像を2018年に撮影したものに変更しました。2018年のHEUIB-IIのほうが、淡いところまで良く出ていたので、こちらをベースに、Dual Narrowbandのデータを合成しました。




新緑の季節に雑草も生える2020年05月18日 17:47

5月も後半となり、沖縄や奄美では梅雨入りしており、時々梅雨前線が北上すると、梅雨入りのようなお天気になります。昨日は、青空が戻り、例年この時期にしている観測小屋の草刈りにいきました。そこまでは伸びていなかったのですが、フェンスの周りの雑草を刈って、フェンス内の草引きをして、すっきりとしました。


小屋から見える山並みには新緑が映えています。近くの棚田では、田植えも行われていました。世間ではコロナの非常事態宣言が首都圏や関西圏の人口密集地を除き解除となりました。海や山などの自然は、コロナなどとは無関係に季節に応じた変化が見られます。我々の人間世界も、
日常が徐々に戻り、コロナ恐慌にならないようにと願うばかりです。

さて、小屋の中には、EM-200と初代Atluxを置いていたのですが、EM-200のほうが、設置してから9年になります。2009年にK-ASTECさんのところでAGS1-Xに改造してもらい、2011年の梅雨明けから、ずっと小屋で運用しておりました。冬季に脱調したりすることもあって、この梅雨の時期にTOMITAさんのところでオーバーホールすることにしています。昨日、三脚から降ろして、自宅に持って帰りました。こんな重い赤道儀での遠征や移動はもうできないと改めて感じました。


再処理42020年05月15日 18:14

5月も中旬となりました。連休中には好天の日が多かったのですが、月も大きくて何もせずに自粛の日々を過ごしていました。
今週水曜の夜は大変好天でしたが、日中忙しくて疲れてしまい、夜の活動をする気力がわいてきませんでした。少し後悔と後ろめたさを感じています。
世間では首都圏や関西圏の一部を除き、非常事態宣言が解除となりました。タイミング悪く、愛媛では某病院で集団発生があり、条件付きの解除の状態です。新型コロナの収束は、なかなか大変と感じます。

今週の週末ですが、お天気が悪くなります。週明けもお天気がすっきりしません。いわゆる走り梅雨の状態みたいですが、梅雨までには夏の銀河を撮りたいと思っています。
そこで、過去の写真を再処理してみました。最近はD810Aもあるのですが、やはり色調が少し特徴的であることやH-alphaが少し弱いこともあり、そこまでは出番がなく、今も主力機は6Dです。6Dは2013年10月より使っているカメラです。Seo Cooled 6DやStarshop新改造、HKIR改造なども買い足して複数の6Dを使っています。6DとAPO Sonnarで撮影したもので、元データの良いものを再処理してみました。


散光星雲と暗黒帯のからみが素敵です。わかる範囲で星雲名を入れました。