派手目に処理したCoal Sack ― 2017年06月14日 20:54
しかし、実際撮影してみると、以外と星が多いです。普通に処理すると、あまり面白味に欠ける感じです。今回、かなり派手目に強調処理してみました。どこまで本当なのか、まったく自身がありません。星も少し汚くなってしまいました。恥ずかしながらのアップです。
Canon EOS6D(SEO Cooled 6D; USB 5Vで弱冷却)+Filterなし ISO1600 6min x16(Total 96min)
GP2赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で強調処理
たて座からわし座、へび座尾部の暗黒帯 ― 2017年06月19日 20:49
ここの領域の暗黒帯は、複雑な上に、淡いガスが乗っかっているので、大変興味深いです。処理の過程で浮かびあがってくる暗黒星雲に萌えてしまう自分は、ある意味変態なのかもしれません。赤い星雲は少な目で画面下端にSh2-54があります。へび座尾部にはSh2-64もあるのですが、今回の撮像では淡くてわかりません。
今回APO Sonnarは解放で使っています。輝星の無い領域では、解放で使っても問題の無い良いレンズです。多数枚のデータを取るのに、大変有利でした。北半分をメインで南半分は薄明で時間切れとなりました。モザイクしたので、このサイズではあまり影響はなさそうです。
APO Sonnar 135mm/F2 絞りF2解放
北側 100sec x39, 南側 100sec x12, 南北2フレームモザイク(total 85min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) M-GEM + Kowa 75mm でガイド
RAP2でフラット&ダーク処理→CS6でRAW現像TIFF化→CCD Stackでコンポジット&SI7でカブリ補正→CS6でPhotomegeで合成後、強調と補正処理
オーストラリアと四国カルストの空の違い ― 2017年06月20日 18:38
まずチラゴーでの撮影です。
EF8-15mm/F4L 絞りF4.5 3min x4 (total 12min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
RAP2でDARK補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6で仕上げ
低空まで減衰やカブリの少ない空であることがわかります。
一方、3年前の5月の撮影になりますが、四国カルストで撮影した夏の銀河です。
EF8-18mm/F4L 13mm 絞りF4.5 4min x3
GF-50赤道儀 ノータッチガイド
決して悪い空ではありません。むしろ、さそり南部まで見えているので、条件として良い方です。しかし、低空のカブリと減衰に大きな差がありました。
じっくりと撮影したかったさそり座南部 ― 2017年06月21日 21:34
その中で、重量制限のため、広角35mmを持っていくことができなかったのでパンケーキEF40mm/F2.8STMで撮影したものをアップします。いずれにしても、スカイメモが不調であったので、カメラレンズでの撮影は、本当に限られてしまいました。絞りをF4.5まで絞り、周辺像がフルサイズでも気にならない程度にしました。露出は、短時間で撮影しました。まったく不十分な撮影データだったので、放置していました。でも、南天撮影の記念写真になるのと、次回のための撮影計画のデータとなるのでアップします。
これを見ると、エビ星雲からNGC6188付近からさそりに下にのびる暗黒帯に萌えます。コンパス座やケンタウルスα付近の暗黒帯は比較的単調で、赤い星雲も少ないです。
EF40mm/F2.8 STM絞りF4.5
2min x10 x2フレームモザイク (total 40min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
RAP2でDARK補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→Photomege合成後→CS6で仕上げ
さいだん座からじょうぎ座の暗黒帯 ― 2017年06月22日 12:24
今回の遠征でAPO Sonnarが撮影できたのは最終日のみでした。それも、ガイドエラー頻発で、データとして使えるコマが少ない状況でした。おまけに絞りも間違えてしまいました。その中で、比較的ましなコマを使い、ここを2フレームのモザイクしたものをアップします。このサイズだとガイドエラーはごまかしがきいています。
画面中央やや下の星雲はNGC6188です。羽を広げたような形が大変綺麗な星雲です。国内からでも、何とか写ります。もう少し広く撮影して、コマ数も増やしたいです。
APO Sonnar 135mm 絞りF4.5 2min x10 南北モザイク(total 40min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
RAP2でDARK&FLAT補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6でPhotomergeと仕上げ
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