大学の天文研との交流会2015年05月10日 10:12

昨日は、私が大学時代に所属していた天文研の交流会がありました。長らく顧問を務められた先生が、今春退官となり、その退官の記念と、OB会、現役の会員との交流の会でした。お世話をしていだいたT君や会場の世話をしていただいた現役の会員の皆さんありがとうございました。

戦後に設立された地方大学とはいいながら、その歴史は長くなってきました。天文研のほうも、1972年に設立され、その後40年以上の歴史ができたようです。久しぶりに訪れた大学の構内には、見慣れぬ建物が増えていました。その中の一つになる、綺麗な大学の記念ホールを借りての交流会となりました。まず最初に、前顧問のT先生の回顧を聞きながら、その黎明期のお話を伺いました。第2部の話題提供では、OBの中で、天文台の職員になられた方や天文研究者のプロの方、タカハシ製作所に勤務された方など、大変興味深いお話を聞くことができました。
私も、話題提供者の中の一人として、天文写真のことで、お話をさせていただく機会をもらいました。大学を卒業してから、32年がたっており、OBの中でも、古参の部類になっていました。

自分たちが、大学に入学した頃、教養部の屋上にあった望遠鏡のドームは天文研の巣窟でした。当時、夜な夜なドームにたむろして、屋上に寝袋を敷いて見上げた流星群の記憶がよみがえりました。それも、教養部の改組とドームの老朽化により、なくなってしまいました。再び大学の屋上に望遠鏡ドームが再建されることが夢と語った、今春から新顧問となられたS先生の言葉に感動しました。

その後の懇親会では、卒業後以来となる方もおられました。自分もですが、歳を重ねたことを実感しました。50代、60代のOBの中に、鬼籍に入られた方が 何人もおられました。それぞれの理由があったのだと思いますが、元気で星を見ることのできることに改めて、ありがたいことと思いました。