天文ガイド7月号に拾われる2019年06月07日 17:45

今回のChillagoe遠征は、悪天候で成果ゼロの空振りとなってしまい、少し元気を失いそうでした。荷物を片づけて、届いていた天文ガイドを開くと、4月のWaddiで撮影した「沈むオリオン座」が載っていて、少し元気を回復することができました。


この沈むオリオン座を撮影した意図を選者に汲んでいただけて、大変うれしかったです。
その意図とは①日本とは違う沈み方をするオリオン座②高い透明度で低空まで減衰することのない星の光跡③星の色が大変きれいであることです。

古い本になりますが、藤井 旭先生の「天体写真の写し方」にある「沈むオリオン」の写真は、私にとってはずっと心に残る写真の一つでした。今回は、南天の木に向かって沈むくオリオンを撮影できたのは大変ラッキーでした。

処理については、星の色が消えないように絞りをF4にまで絞りました。また色収差のないBRレンスを用いたEF35mmF1.4 L-IIも良い感じになってくれました。また、この夜は無風で、木の陰影もボケることが無かったです。背景の色は、銀塩系の色を少し意識しました。
色々な好条件があって、自分の意図した絵になってくれたと思います。藤井先生の作品には大流星が写っていますが、私の写真には人工衛星が入ってしまいました。あえて消すことはしませんでした。

コメント

_ シュミット ― 2019年06月09日 02:43

チラゴー遠征は残念でしたが、天ガ入選おめでとうございます!本当に減衰することなく地平に沈むオリオンの光跡が美しいです。
こちらのブログにお引越しされたんですね。早速リンク集に入れさせていただきました。

_ NIKON1957 ― 2019年06月09日 12:06

シュミットさん、ありがとうございます。
近年の日本の天気で、晴れていてもPM2.5 のためダメな夜が多いです。本当に良いお天気と感じるのは、シーズン1回あれば良いほうです。今回は残念でしたが、晴れれば素晴らしい星空を見ることのできる豪州の空は魅力的です。来年もお誘いがあるので、行く予定です。
こちらのブログでも良いですし、FC2のブログでも構いませんので、また見てやってください。今後ともよろしくお願いします。

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