冬の大三角とオリオン2017年11月04日 10:03

今週良く晴れましたが、月没後未明の撮影のため、ポタ赤でさっと撮影して帰り、その後仮眠して、普通に仕事という状況でした。

タイトルの冬の大三角とオリオンですが、冷却6Dに装着したのですが、気温7度で冷却せず撮影しました。冷却6Dですが、カメラとレンズ間の電子接点がなくなります。絞り設定は、事前に他のカメラで絞り込んだ状態から外して設定しておくという手間が必要です。その際の設定絞りをF2.2のつもりがF3.2になっていたようで、一段暗い状況での撮影でした。その代わり星はシャープとなりました。露光不足のため、淡い星雲の出は悪くなりましたが、星の色は出ているように感じます。強調の程度は、そのため控えめです。

EF35mm/F1.4L IIはBRレンズを用いて、解放から解像度も高く、周辺像の劣化も少ない、天文向きレンズです。冷却6Dには、レンズと撮像面の間にフィルターを入れることができるのですが、このレンズに玄天Proなんかの薄目のフィルターを入れても、周辺像の悪化が生じます。ストレートにノーフィルターで撮影するしかありません。広角レンズには、暗い空が必要で、活躍できる夜は限られてきます。

この夜は、大変透明度も高くて、好条件の夜でした。絞り設定を間違えたのが惜しかったです。
明け方にはしし座と共に、黄道光が昇ってきて、冬の銀河とクロスをしてくれるのが見えました。11月は5月と同じく、当地では撮影できる夜が多いです。月が細くなってきたら、何をどういう風に撮影するか考え中です。

撮影データ Canon EF35mm/F1.4L II 絞りF3.2
Canon EOS6D(SEO Cooled 6D, 非冷却) 90sec x22 (Total 33min)
SKY MEMO S ノータッチガイド
気温 7度
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6合成後強調処理