さそり座頭部2016年05月08日 11:15

この領域はカラフルタウンとも呼ばれており、様々な色の星雲と切れ込んでくる暗黒帯とで、初夏の撮影対象としては、人気ナンバーワンです。
これまで、多くの達人がこの領域の写真をアップされています。それを見ながら、どこまで強調するか悩んでしまいます。背景の色も、淡く異なる色が乗ってく るため、どれが正解か悩みます。また国内では、低空での撮像条件となるため、カブリの影響も避けることができず、その魅力と反比例するように、処理の難し いところです。

今回APO Sonnarで、撮影してみました。SEO改造の6Dですが、ノーフィルターだと思ったほどは星雲を強調することが難しいです。透明感が出て来ず、苦労しました。1時間撮影だと、こんなところかなというところです。
撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600 
Carl Zeiss APO Sonnar 135mm/F2.0 絞りF2.8  150sec x24 (total 60min)
K-ASTEC GF-50赤道儀 ノータッチガイド
RAP2でフラット&ダーク処理→CS6でRAW現像TIFF化→DSSでコンポジット→SI7でカブリ補正→CS6で強調と補正処理



コメント

_ yatsu ― 2016年05月13日 22:08

NIKON1957さん、こんばんは。

こちらのお写真を見落としておりました。素晴らしいですね! 
火星の存在感を良い塩梅に処理されていると感じました。透明感も綺麗だと思います。
画像処理の参考にさせて頂きます。

私事で恐縮ですが、先日(5/4)に南阿波サンラインで「青い馬頭星雲」を撮影したところ、火星のカブリにやられてしまいました。元画像では全く気が付かなかったのですが、画像処理をしたら盛大に火星の光芒が浮かび上がってきました。私にはカブリを消すスキルがないので、火星の光芒は残すことにしたのですが、イメージ通りのオレンジ色にするのが難しそうです。FBに処理途中の写真をアップいたしましたので、お時間のあるときにご助言をいただけましたら幸いです。

また、私の友人(Nishimotoさん)もその夜に一緒に南阿波サンラインで撮影しましたが、Nishimotoさんのお写真はどれも素晴らしいです。私のFBのお友達ですので、よろしかったらNishimotoさんのお写真も御覧ください。

長文で失礼いたしました。

_ NIKON1957 ― 2016年05月15日 08:36

yatsuさん、こんにちは。
FBのほう、コメントできずにすみません。大変素晴らしい作品と思い、いいねボタンを押させていただきました。
青い馬は淡いので、きれいに仕上げるのには、十分な画像データと撮影条件が重要と思います。今年は、明るい火星のため、そのカブリは避けることができないと思います。どこまで、そこを抑えるかは、さじ加減が必要と思います。色調については、適当なマスクと色調補正やレベル補正あるいはトーンカーブのいずれでも調整可能と思います。しかし、青い馬の部分とのつなぎ目の不自然さが無い様にうまくマスクを作る必要があると思います。
NishimotoさんのFBの写真を拝見しましたが、素晴らしい作品ですね。上手い人が色々なところにいると感心しました。

_ yatsu ― 2016年05月15日 23:25

NIKON1957さん、こんばんは。
ご助言をいただき、誠にありがとうございます。
ご助言に従って、私なりに調整を試みました。火星のカブリは、きれいなオレンジ色にするのはやはり(私には)難しかったです。カブリを消すのは困難と思われますので、できるだけ自然な感じで残したいと思います。もう少し、試行錯誤を重ねたいと思います。

Nishimotoさんのお写真も見ていただき、ありがとうございます。Nishimotoさんとは撮影でご一緒することが多いのですが、同じ空とは思えないほど素晴らしい写真を撮られる方です。

_ NIKON1957 ― 2016年05月16日 08:33

火星の色はオレンジ色ですが、青い馬と重なると何色になるのでしょうか?おそらく正解はありそうで無いのかもしれません。カブリ自体は、光学系の収差による部分なので、できるだけ自然に抑えていくので宜しいかと思います。十分な元データがあるようなので、仕上がりが楽しみです。
NishimotoさんのFBも、時々チェックさせてもらおうと思っています。

_ yatsu ― 2016年05月17日 00:52

NIKON1957さん、こんばんは。
ご助言をいただき、ありがとうございます。
火星のカブリはできるだけ自然な感じで残すように頑張ってみたいと思います。
完成形しましたら、後日FBにアップしたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。

_ NIKON1957 ― 2016年05月17日 20:32

こんばんは、FBの写真を拝見しました。FBのほうにも、コメントを入れようかと思ったのですが、ここで失礼いたします。
大変、明瞭に青い馬を描写できていると思います。
ただ、少しコントラストが強いかもしれません。特に画面上(北側)でそれが目立ちます。もう少しコントラストを弱めて、明るめにすると北側の灰色~茶色っぽい部分が出てくると思います。火星のかぶりの部分は、このままでも良いと思います。
元画像の良さが良くわかる良いお写真だと思います。

_ yatsu ― 2016年05月17日 22:47

NIKON1957さん、こんばんは。
コメントをいただき、ありがとうございます。
たいへん勉強になります。もう少しいじってみたいと思います。
今後ともご指導お願いいたします。

実は、青い馬頭星雲は、冷却6D(SEO-COOLED 6D)を使用しました。高価なので躊躇しましたが、お気に入りの撮影地「南阿波サンライン」は夏季はかなり気温が高くなるため、購入に踏み切りました。
重量が1.5㎏と重く、しかも前後に長いため、たわみが心配でしたが、FSQの直焦点で低空を狙っても星像は四隅で問題ありませんでした。冷却能力は、気温18度のときセンサー温度は-7度~-8度までさがり、しかも安定していました。ダークフレームを見ると非常にノイズが少なかったです。韓国製を薦める方もいますので、どちらがよいかは不明です。

長文で失礼いたしました。

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