IC21772014年12月03日 20:38

先日の日曜未明に撮影したIC2177をアップします。

この夜は上弦で、日付が変わる頃から良く晴れてくれました。BORG77EDIIの新セットが不調で、原因の追及で、レンズ、ヘリコイドM、F4DGなどをそれぞれチェックしておりました。最後のF4DGのチェックで撮影したものです。
BORG125SDにセットして、月没後にお気楽に放置撮影しました。この夜は透明度も高く、冬の銀河もくっきりみえました。条件も良いので、少し南に低 いIC2177を撮影しました。もう1時も過ぎると、冬の対象は子午線を越えてしまっていたのも、対象選定の理由でした。構図に難があり、少しトリミング していますが、F4DGは問題ないことが確認できました。
撮影データ:Canon EOS6D (SEO SP4) ISO1600 6min x19(Total 114min)
BORG 125SD+F4DG (fl=487mm/F3.9)
EM200(AGS-1X改) + Famisco60改 +DSI-Pro PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正後TIFF化→CS6で仕上げ

これで、ヘリコイドM以外はすべてOKということが判明しました。
GS-200RCにも使うことを考えて、フェザータッチフォーカサーを導入することにしました。
でも、高いですね。何か売却しないといけません。



星ナビ1月号に入選2014年12月05日 19:13

久しぶりの入選でした。

夏場の天候不順も終わった9月末に撮影したカシオペア座で、拾ってもらいました。

APO Zonnarのセカンドライトでした。今回の入選は、このレンズのおかげかと思います。大変シャープなレンズを2枚モザイクとしたものです。ほぼスクエア な構図となり、A4のプリントだと星が小さすぎるかなと思うくらいでした。処理は露光時間も少なめだったので、強調はほどほどとしました。自然な感じと なったのが、良かったのかもしれません。自分としては、暗黒星雲の広がりをもう少し強調できればと思っています。

応募の際には天地の指定はしておりませんでしたが、掲載は北が上になるようになっていました。
ブログでは、見えたままの構図でアップしていました。
今月も、天文ガイド、星ナビともヤフーブロガーの方の作品が多く入選しておりました。おめでとうございます。


M422014年12月09日 20:48

本当は多段階露光をして階調に注意しながら撮るか、冷却CCDで撮るべきなんでしょうけれど、中心部が飽和してしまったM42をアップします。

ε130Dで撮影したのですが、フラットが上手く合わないので、放置していましたが、満月期の慰めに、APS-Cサイズにトリミングして処理しました。
元画像で、既にM42の中心部は完全に飽和しており、デジタル現像しても、あまり大きく変化しませんでした。というわけで、周辺の淡い部分を出すように心がけました。
いろいろな色のガスがとりまいており、興味がつきません。
次に撮影する際の練習という意味合いになりました。せっかく処理したので、アップします。
大変明るくて写りの良い対象ですが、M31と同様に中心部と周辺の輝度差が大きいため、処理の難しい対象だと思います。撮るときは、処理の事も考えながら、計画的にデータを取らねばいけないと反省です。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
ε130D 4min x16 (Total 64min) 気温5度 
EM200赤道儀(AGS-1S改) Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2→CS6でRAW現像→SI7→CS6
中心部をトリミングしています。


おおいぬ座の下半身2014年12月11日 19:41

おおいぬ座の下半身には、いっぱいシャープレスナンバーがあります。ここをAPO Sonnarで撮影したのですが、ノーフィルターでぱっとしないので、放置していました。

ブログ等をみていると、ぴんたんさんやTK_Starlightさんが、Sh2-308の画像をアップされていました。Sharplessカタログの多く の星雲は赤いのが多いのですが、これは珍しく青い星雲です。どこにあるかと思えば、おおいぬ座でした。青い星雲ならば、ノーフィルターのほうが写りやすい のではと思い処理してみました。

これは難物です。
星雲名なしの画像では、たぶんわからないと思います。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.8 160sec x16(total 42min) 気温6度
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改) Famisco60改+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でフラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

Sh2-308がどこにあるかですが、以下の画像を参考にしてください。ほんのりと青いです(笑)。



好天は続かない2014年12月20日 09:18

昨日は、久しぶりに低気圧一過ともいうべき好天です。朝は大変冷え込んでいました。
昨夜のGPV予報では、夜半には晴れてくるとの事でしたが、寝る時間でも雲が多く流れており、寒いのもあって昨夜は出撃しませんでした。これで、12月は一度も出撃できていません。

職場近くの河川敷に昼休み出かけて撮影した昨日の石鎚山系です。ここまですっきり見えるのは、久しぶりでした。県内のPM2.5の値も多くのところで、10μg/m3以下です。
撮影データ: Canon EOSM ISO100 
EF100mm/F2.8 L Macro F4.5 1/2000sec

上部のみをトリミングで、縮小なしの画像です。

この天気が続くとうれしいのですが、早くも西から気圧の谷が接近しているようです。
今回は好天の幅が狭い様です。今夜晴れの予報の出ている地域の方はがんばってください。

フェザータッチフォーカサー導入しました。これで、77EDIIのダブルシステムのチェックをしようと思っているのですが、なかなか出動できません。これから、年末にかけての新月期に一度は晴れて欲しいものです。