おうし座分子雲その3 ― 2015年11月27日 19:05
広げた部分のデータが、少し少なめで、つながりがやや悪くなりました。APS-Cで撮影したのでモザイクになりましたが、フルサイズだと一枚にきれいに収 まります。次回は、フルサイズでフレーミングしたいと思います。暗黒星雲と分子雲主体で、所々に反射星雲なんかもあって興味深い領域です。大変地味です が、個人的には、大好きな領域です。
昨日から急に寒波がやってきて、当地でも山の上が白くなりました。今年も残すところ、わずかになってしまいました。冬になると、当地では思ったようには晴れず、チャンスは月に1度か2度しかありませんが、また冬の対象を狙っていくつもりです。
R200SSのオーバーホールとセル交換も終わって返送されてきました。梱包されたままで、まだ確認できていません。送るほうは、送料負担がありましたが、返送のほうはビクセンが持ってくれました。古い機材ですが、ここまで、手をかけたので、また使っていくつもりです。また、直焦ワイドアダプター60DXにしてみるつもりです。
コメント
_ yatsu ― 2015年11月27日 19:53
_ NIKON1957 ― 2015年11月27日 23:26
さて、モザイクの効用ですが、フルサイズだと周辺の収差の大きい光学系の場合、APS-Cで良いところだけを利用できるのが利点です。また、モザイクをすることで、画素数が増えて、見かけ上のノイズが少し減って見えます。
一方、フルサイズに耐えうる望遠鏡やレンズだと、フルサイズ撮影により、モザイクをせずに同じ効果が得られるので、撮影時間が短縮できて、コンポジット枚数を増やせます。フルサイズで済ませることができるのなら、そのほうが簡単でしょう。
モザイク合成は、ソフトでかなりうまくつないでくれるので、それほどは難しくはありませんが、やはり撮像条件を揃えるのがむつかしいです。
FS-60CB+C0.72Xではフルサイズまで行けると思うのですが、その実力を完全に発揮させるのは、なかなか大変そうですね。
_ yatsu ― 2015年11月28日 14:57
モザイク合成について教えていただき、ありがとうございます。
たいへん勉強になりました。
Apo Sonnar 135mmを皆さんがお使いになっている理由もよく分かりました。
フルサイズで撮影した場合のFS-60CB+C0.72Xの星像ですが、パッと見は分からないのですが、パソコン画面で拡大しますと四隅の星は、三角形だったり羽が生えたりしています。よく見ないと分からないレベルですので、気にしなくてもよいのかもしれませが・・・。
ビクセンR200SSと新型コマコレクターは、いま一番気になっている機材です。
焦点距離800mmくらいで撮りたい天体がたくさんあります。
いつか手に入れたいと思っております。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://ishizuchi1957.asablo.jp/blog/2015/11/27/7925843/tb
ほんとうに11月の新月期はお天気に恵まれず、残念でした。
Hαフィルターにより月明かりや街明かりの影響を緩和して撮影の機会を増やそうともくろんでおりますが、晴れてくれないことには撮影ができず、フラストレーションがたまります。
お写真、拡大してじっくりと拝見いたしました。
雲の立体感が素晴らしいと感じました。
私の目には継ぎ目はまったく分かりません。
基本的な質問ですが、同じ構図を、6Dで1枚に収めるのと、60Dでモザイク合成するのを比較した場合、どちらのクオリティが高いのでしょうか?
ちなみに、私のFS-60CB(+レデューサー)は、フルサイズの6Dで撮影しますと周辺の星像がよくありません。(星が三角形です)
構図は狭くなりますがAPS-Cの60Dで撮った方が星像がましですので、悩みます。