ガム星雲2019年05月14日 12:22

ガム星雲は、日本からも見えないことはないのですが、厳冬期の南の低空に少しだけ上がってくれるだけで、好条件で撮影できません。今回の遠征では、早い時間帯には頭上高くにほ座がありました。

魚眼14mmで撮影した画像です。冬の大三角の下に連なる淡い銀河に重なり、赤い星雲がありますが、これがガム星雲になります。

撮影データ:撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 Auto WB
EF8-15mm/F4L 14mm/F4 絞り解放 4min x6 (total 24min)
K-ASTEC GF-50 ノータッチガイド
RAP2でDARK処理→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6で強調処理

日本から撮影では、赤を強調するためにLPS-V3なんかで撮影して、低空のカブリを補正したりしてで、単調な画像になりやすいです。今回はHEUIB-IIで撮影しています。

撮影データ:撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 Auto WB
Voigtlander 90mm/F3.5 絞り解放 HEUIB-II使用 東側 4min x18 (total 72min) 西側 4min x18 (total 72min)
K-ASTEC GF-50 ノータッチガイド、気温18℃くらいか?
RAP2でFLAT→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6で強調処理後Photomergeで合成

次回撮影できる機会があれば、Duo-Narrowbandのデータを撮って重ねてみたいと思いました。


みなみのかんむり座に広がる星雲2019年05月27日 20:34

なかなか4月に撮影した画像を処理できていません。画像データがイマイチであったりすると、放置されがちです。今回の画像も画面の左右で、少し星像に差があり、しばらく処理をせずに放置したものです。重いレンズと重いカメラ(Seo Coolded 6D)の組み合わせで、スケアリングエラーが出たようです。

画像データ:撮影データ:APO Sonnar 135mm/F2 絞りF2.8
Canon EOS6D(SEO SP4 COOLED 6D) Filterなし AutoWB ISO1600 2.5min x24 (total 60min)
GP-D赤道儀(MTS-3仕様) M-GEN Kowa 75mmでガイド
RAP2でダーク&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF→SI8でコンポジット→CS6で強調
外気温15℃くらい、7.5Vで弱冷却追加

構図がどうかと思っていました。もう少し全体に北にもってきたほうが良さそうです。

先週末は北海道で猛暑となりました。西日本も先週は、PM2.5にまみれた空ですが、お天気は良かったです。
とはいいながら、仕事が忙しくて、まったく星をみることができませんでした。働き方改革をしたはずですが、なかなか思うようにはいきません。そんななか、今週末から今年2度目の豪州遠征の予定です。なんとか、やらねばならないことを済ませて、行く準備をしています。

ここのところ、現地のお天気予報がイマイチ感です。日本のお天気もエルニーニョ現象で影響を受けているようですが、北東オーストラリアも影響があるのかもしれません。なんとか晴れた日があってほしいものです。