Gum 15, Gum 17, NGC2736 (Pencil Nebula)2015年02月18日 19:32

先週土曜の本命画像です。

Gum星雲本体の東側にあるGum 15, Gum 17, NGC2736を狙いました。一番南にあるNGC2736はPencil Nebulaとして有名で、2012年9月24日のAPOD2013年3月21日のAPODにも取りあげられている星雲です。
この星雲は南中高度が当地でも10°しかないので、国内からは難物と言える対象です。大きさも小さめでしたが、遠征用のBORG77EDIIでも、その存在をなんとか写すことができました。

先日アップした広角写真の様に、低空まで良く晴れた夜でラッキーでした。HEUIB-IIで7分x20枚を目指したのですが、16枚にとどまりました。ま た、O-IIIを準備していたのですが、これが厚くてF4DGのフィルターボックスに入りませんでした。RUKUさんの工作記事をその後見つけました。前もっての準備が大切だと反省です。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)+HEUIB-II 7min x16(total 112min)
GPD赤道儀(AGS-1S改)Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2でFLAT&DARK → CS6でRAW現像後TIFF変換→ CCDStack+CCDISPでコンポジット → SI7でカブリ補正 → CS6で仕上げ

どれも国内ではマイナー対象なので星雲名を入れた画像です。

今シーズンのGumチャレンジは2回とも好天に恵まれました。南天限界にあるPencil Nebulaはなんとか、雰囲気は出ていると思います。UTOさんに教えてもらった神の手は、さらに淡く色もないような分子雲系で、国内チャレンジはお手上げかもしれません。

3月になったら、明け方のさそりねらいに遠征する予定です。わくわくします。お天気と仕事がかみ合うことを祈っています。


Gum12b2015年02月19日 19:47

ガム星雲の東の縁を縁取る様に、らしんばん座からポンプ座にかけて淡い星雲があります。

らしんばん座のものにはSh2-312の名前がついており、南のポンプ座のものにはGum12bの名前がついています。今回は、南のGum12bをアップで撮りました。赤いH-alpha領域主体で、LPS-V4でコントラスをあげて撮影しました。構造もセロリの葉っぱみたいで、面白さという点においては 今イチかもしれません。
最後の時間に撮影したので、露出時間は短めでした。
今回の遠征でのラスト画像になります。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)+LPS-V4 7min x5 (total 35min)
GPD赤道儀(AGS-1S改) Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2でFLAT → CS6でRAW現像後TIFF変換 → SI7でコンポジット&カブリ補正 → CS6で仕上げ



管理者として実行2015年02月24日 18:51

Winodows 7 64bit環境に完全に移行できました。

以下の記載は自分の覚えです。

64bit環境では、インストール時のエラーが出てできないものがありました。
過去記事をみたりで、ノートPCのWindows7 32bitでの移行はできたのですが、64bitでは上手くいかないものがありました。
PCはできるだけ速くて、メモリーを多く積んだものにしたいと思っていたのですが、32bit環境では、メモリーの制限がありました。64bitの Winodws 7の中古のデスクトップPCを買ったのですが、Maxim LEとFT245のASCOM pluginのインストールが上手くできませんでした。

ブログを見ていると、最近Maxim LEを導入された方が、同じように困っておられる記事を見つけました。その後どうされるかを見ておりましたら、「管理者として実行する」と上手くできたとの記事になっていました。

私も、さっそくQSIからアップデータをダウンロードして(現在は7.4にまでなっているようです)、CDを作成しました。その中のMaxImファイル中のsetupを、右クリックで管理者として実行すると、すんなりとインストールできました。

もしかしたら、FT245のASCOM Pluginもと思いためしてみましたが、こちらもうまくいきました。
とりあえずASCOMは5.5です。
ロシア人のホームページより、ドライバーをダウンロードします。
FT245のファイル名の中身は
Cドライブの浅い階層にTEMPファイルを作成して、このファイルをコピーします。
install64を同じく右クリックで管理者で実行すると、すんなりとインストールできました。
以前のFT245 pluginは32bit Windows 7の場合、コマンドプロンプトで、管理者で実行してインストールしておりました。今回は、より簡単になっています。

未だDSI ProとFT245使用のリレーボックスを使っているので、これが必要でした。
確認のために、
ASCOM Platform→Tools→Pipe connection watcherをクリックして、出てきたWindowのSetupを押します。
Pipe SetupのWinodowが出てきて、Choose Scopeを押すと、その中にFT245 - Guide Portが出てきて、設定すればガイドの設定ができます。

これで、メモリーの多くなったPCでの撮影環境ができることになりました。
いろいろなソフトをいくつか立ち上げても大丈夫になりそうです。