バンビ ― 2014年08月01日 19:29
さて、先週末撮影分です。BORG125SDでバンビを撮影しました。あまりバンビには見えないのですが、銀河の中でも、少し明るめの星が密集しており、肉眼でもそれとわかりますし、双眼鏡だと本当に綺麗です。
今回、初めてバンビと首飾りを入れて直焦点で撮影してみました。星の色合いとバンビの首飾りのバランスが難しかったです。
星マスクを使ったり、Astronomy ToolのMake Star Smallerなんかも使ってみました。星の色とか、星の綺麗さを出すのが大変難しいです。
今回夏場の冷却一眼の優位性を改めて感じました。CMOS温度は外気温23度に対し、-3度でした。一応ダーク引きしましたが、ほとんど必要がないレベルでした。
BORG125SD+F4DG (487mm/F3.9) 6min x8
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改)Pencil BORG+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→DSSでコンポ後Fits化→SI7でカブリ補正後TIFF化→CS6で仕上げ
今週末の撮影ができそうもないので、今度は8月後半となります。もういて座は厳しくなります。次ははくちょうの尾からケフェウスにかけて撮影していく予定です。次回は、130Dと冷却CCDを使うつもりです。是非ともすっきりと晴れた夜が欲しいです。
SadrとNGC6888の間 ― 2014年08月04日 12:38
さて、この新月期に撮影した分の最後の写真をアップします。透明度が悪くて、どれもこれもぱっとしない写真です。撮影条件が良いことが、大変重要な要素です。梅雨明け後、心配しておりましたが、やはり今年はダメな年になっています。
今回撮影したのは、SadrとNGC6888の間の淡い紫色に写る領域でした。しかし、透明度が悪いためか、機材の調整が悪いのか、やはり眠たい画像となってしまいました。
BORG125SD+F4DG (487mm/F3.9) 6min x12
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改)Pencil BORG+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→DSSでコンポ後Fits化→SI7でカブリ補正後TIFF化→CS6で仕上げ
もう上玄を過ぎてしまいました。お盆明けの天気に期待するしかありません。今年もいて座付近は、十分撮影できないままに終わってしまいました。
天文ガイド9月号に採用 ― 2014年08月05日 20:55
この夜は透明度も高い好条件の夜でしたが、大気光の影響が大きくて、広角撮影の多くは赤や緑のカブリに悩まされました。何枚も撮影したのですが、薄明にな る前の最後の3コマが、比較的大気光の影響が少なそうなので、作品に仕上げてみました。それでも、彩度を上げるとさそり座付近はピンクになります。
実際のDPPでの元画像はこんな感じです。
今年は、なんとか夏の銀河アーチの作品を作ることができて良かったです。この撮影地で、秋の対象を思い切り撮影したいものです。
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