こぎつね座の暗黒星雲2016年06月07日 12:17

暗黒星雲シリーズ第3弾です。マイナー路線ですが、個人的には大好きです。
先日の快晴の夜、夜中に起きて薄明まで撮影したものの一つです。

こぎつね座は、はくちょう座の頭の近くにある小さな星座です。M27の近傍には、赤いSharplessカタログに載る星雲があります。それ以外にも複雑な形の暗黒星雲がたくさんあり、ひきつけられます。この暗黒星雲のなかに、青い反射星雲(vdB26やLBN130)を内包しているのがあり、今回撮影し てみました。
撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600
BORG 77ED-II + F4DG twin system
HEUIB-II で6min x4,Filterなし 6min x4 総露出時間48分
ATLUX(AGS-1S改) M-GEN+Kowa75mmでsnake modeでのデイザーガイド
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジッ&カブリ補正→CS6で2つのコンポ画像を自動整列と変形機能で微調整でコンポ→その後CS6で強調

星雲名を入れました。
今回の撮影条件は大変良くて、PM2.5も一ケタで、肉眼でもいつもより多くの星が見えました。惜しむらくは平日ど真ん中で、あまり無理をできませんでした。それでも、天頂付近にあるためか、青い星雲も良く写ってくれたと思います。Coat HangerともいわれるCollinder399も入ってくれてよかったです。

これでも、どこかわかりづらいので、ApoSonnarでのアルビレオ付近の画像です。今回枠内をねらいました。これでも、どこかわかりづらいですね。ここのところ、マイナー路線ばかり撮影しています。





コメント

_ yatsu ― 2016年06月13日 22:14

NIKON1957さん、こんばんは。
暗黒星雲に加え、散開星団や反射星雲もあって、賑やかですね。星の色もカラフルで、とても綺麗だと思います。
昨年、わし座のところにある暗黒星雲(ξ星雲)を撮ってみたのですが、暗黒帯をいい塩梅に浮かび上がらせるのが難しかったですし、星でびっしり埋め尽くされた天の川を綺麗に写すのも(僕には)難しかったです。

_ NIKON1957 ― 2016年06月14日 12:47

この領域は大変綺麗なので、チャレンジしてみました。
天の川の星のびっしりとした領域についての描写は、大変難しいと思います。微妙な星の色を残しながら処理をするのは、デジカメで難しく。冷却CCDのほうが有利そうです。

_ yatsu ― 2016年06月14日 23:43

NIKON1957さん、こんばんは。

そういえば、星の色をなかなかうまく出せずに悩んでおります。色が消えて(飽和して?)白色になってしまいます。やはり、デジカメでは難しいのでしょうか?

_ NIKON1957 ― 2016年06月15日 20:35

yatsuさん、こんばんは。
星の色をきれいに出すのは、やはりRGBで撮って合成する冷却CCDのほうが優れているようです。デジカメでも、デジタル現像や、星マスクなどを使って、綺麗に処理されている達人の方もおられるので、できないわけではありませんが、難易度の高い処理と思います。

_ yatsu ― 2016年06月15日 21:49

NIKON1957さん、こんばんは。
コメントをいただき、ありがとうございます。
やはり、デジカメで星の色を出すのは難易度が高いのですね。
自分なりにいろいと試してみたいと思います。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
石鎚山は何県にありますか?回答は〇〇県と

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://ishizuchi1957.asablo.jp/blog/2016/06/07/8106780/tb