明けましておめでとうございます2015年01月01日 09:01

新年明けましておめでとうございます。
2015年になってしまいました。平成で言うと27年です。本当に昭和は遠くなりにけりです。

自分も、いつの間にか年を食ってしまいました。いわゆる馬齢を重ねている状態です。しかし、幸いにして、大きな病気もせず、目も体のほうも問題ないので、天文活動はボケ防止のためにがんばっていくつもりです。

本年最初にアップする写真は、真っ赤のエンゼルフィッシュです。
LPS-V4を使った画像です。このフィルターだと、赤い星雲のコントラストがアップして、赤い星雲の描写には、強力なツールです。しかし、描写が単調になりがちなのが欠点です。しかし、このデータをなんとか生かしたいと思っています。
極軸が狂っており、写野回転が起こり、周辺が見苦しいので、トリミングしています。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)+LPS-V4 12min  x6(Total 72min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2でFLAT→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

本年も、よろしくお願いいたします。

お正月は光軸調整から2015年01月03日 21:41

正月休みも残すところわずかになりましたが、今日はR200SSの光軸調整をしておりました。

今年は、手持ちの反射鏡をもっと使うことを目標にしています。
よっちゃんさんの動画であった、赤いシートを使い、斜鏡のセンター合わせをしました。これは、とても簡単で正確な方法と思いました。その後、センタリングアイピースとセンタリングチューブで、光軸を合わせました。いままでで、一番うまく光軸を調整できたと思っています。
ついでGS200-RCのために、AstrophysicsのCCTD67 0.67x reducerを注文しました。OPTで頼みましたが、円安と送料で、思ったよりも高くついてしましました。
GS200-RCは、春の時期に系外星雲を撮影する目的で導入しました。BORGの0.78xReducerまでは試したのですが、それ以後は、お蔵入り となっていました。今回、1072mm x 0.67=1340mm /F5.3で使えたら良いなと思っています。実績がある組み合わせなので、期待しています。

ε-130Dは、フルサイズで良いフラットが作成できず、十分使えていません。今年は、このシャープな鏡筒をしっかり使っていくことが目標です。

屈折のお気軽で良いところ、反射の口径と色収差の少なさなど、色々と楽しみたいと思っています。


星ナビ2月号に採用2015年01月05日 21:32

星ナビ2月号に、11月にお山へ遠征して撮影した黄道光の作品を採用していただきました。

この日は、文化の日の翌日の平日未明で、月没から薄明開始までの2時間弱しかなく、どうしようかと思ったのですが、絶対晴れると確信させる天気に誘われました。この写真を撮るために、GF-50と6D+魚眼だけ用意して、遠征しました。

この明け方は大変良い条件で、到着時には南中過ぎにカノープスが白く明るい輝いていました。時間とともに黄道光が明るくはっきりとしてきました。薄明直前に合わせて撮影したものになります。
選評にもありますように、撮影地の暗さを生かした作品です。

今月から3月にかけては、海へ行って今年もガム星雲を撮影する予定です。今年は、広角と直焦点の両方で撮影するつもりです。直焦点のほうは、ダブルシステムで狙います。CCDStack2の試用版をダウンロードして勉強中です。
その他の南天限界の対象にも、チャレンジしたいです。なかなか晴れた夜は少なく、運次第ですが、寒さに負けず、体調を整えて準備しています。


CCDStack2練習中2015年01月09日 20:14

少し、年明けの仕事が一段落しました。

77EDIIのダブルシステムの運用のために、CCDStack2の試用版をダウンロードして勉強しています。
CCDISPのプラグインも同時にダウンロードしました。これで、自動的にサイズの異なる画像をコンポしてくれるはずですが、いまのところは未だうまくいきません。

Manualならば、位置ずれ、回転、拡大率を細かく調整により、微妙に焦点の異なる77ED-IIのデータを正確に重ねることができました。
下の画像は同じデータのコンポ後の比較です。
SI-7のほうは、自動位置合わせ後の周辺像です。焦点距離の違いにより、周辺部は、これくらいのずれがありましたが、CCDStackでは、画面全面を きちんと合わせることができました。拡大率のデータを見ると、0.997倍とありました。同じ鏡筒、Reducerですが1mm程度の焦点距離の違いがあるみたいです。

たぶん、CCDStackを導入することになるかと思いますが、CCDInspectorのpluginの動作が今ひとつ確認できませんでした。もう少しトライアンドエラーが必要みたいです。



お天気イマイチの連休2015年01月12日 10:09

Lovejoyを撮影しようと手ぐすね引いて待っているのですが、当地ではお天気に恵まれません。機材調整しています。

まずは、この間届いたAstrphysicsのCCDT67レデューサーをGS-200RCに取り付けてみました。CCDT67はM48となります。手持 ちリングを使うとこんな感じでした。ヘリコイドMで接続していますが、フェザータッチフォーカサーで接続予定です。OAG9を入れています。どの辺で フォーカスが出るか事前チェックが必要です。


もう一つは、ダブルシステムの構図での回転調整に、カメラの水準器機能を使うことにしました。どの程度正確なのか不明ですが、目視でするようよりは再現性がありそうです。

晴れたら、まずはダブルでのLovejoyでの撮影と、この間光軸調整をしたR200SSでの直焦点を試してみる予定です。今晩も無理そうですが、明日の夜はどうかと期待しています。