SIGMA50mm Artでカシオペア付近2014年11月01日 17:12

60DにHEUIB FFを入れてカシオペア付近を撮影しました。
APS-Cには十分な性能のレンズですが、FFフィルターとの相性チェックで撮影しました。周辺の星がほんの少しだけ肥大する印象はありますが、まず気にならないレベルでした。
撮影データ: Canon EOS60D(Cenral DS改) ISO1600
SIGMA 50mm/F1.4 F2.8 HEUIB FF使用 3min x10
EM200赤道儀(AGS-1S改) Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2→CS6でRAW現像→SI7→CS6


黄道光と冬の銀河のクロス2014年11月04日 12:25

今朝早起きして、山の上まで行ってきました。
ポタ赤と6Dと魚眼だけもっての遠征でした。遠征といっても、1時間15分で行けます。
特異日の夜だけに、条件的には最高の夜でした。
超低空には雲が残っているようですが、カノープスが1等星の輝きでもって、迎えてくれました。

アップする写真は、薄明直前の黄道光が最も伸びている時間のものです。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
EF 8-15mm/F4 絞り解放 3min x4 (total 12min) 気温1度
K-ASTEC GF50 ノータッチガイド
CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

おまけ1
流星です。痕が写っています。

おまけ2
こちらはイリジウムフレアかな?気がつきませんでした。





大気光と冬の銀河2014年11月05日 08:26

大黒点が先日話題となっていましたが、太陽活動が今年は活発です。

その影響でしょうか、非光害地での、広角撮影には、大気光の影響が大きいです。強調をすると、層状の色ムラが出てきます。どこまで補正するかですが、これ も自然の現象なので、見苦しくない程度にするようにしています。それでも、強めの強調ができません。また、低空のかぶりの補正が大変難しいです。

以下の写真は、火曜未明3時半頃の、カノープスの南中が過ぎた頃の時間の写真です。
この日は、驚くほどカノープスが白く明るく輝いていました。

以下の写真はクリックで大きくなります。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
EF 8-15mm/F4 13mm 絞り解放 4min x2 (total 8min) 気温1度
K-ASTEC GF50 ノータッチガイド
CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ


冬の銀河2014年11月06日 08:23

11月4日の未明に撮影した冬の銀河です。

この日は、絶対晴れると思い、3時16分の月没から薄明までの短い時間でしたが、冬の銀河と薄明直前の黄道光ねらいで、絶景ポイントまで行ってきました。 ほぼ、360度遮ることのない視界で、全周魚眼での撮影をしてみました。キャノンのズーム魚眼は、短いほうがシャープになります。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
EF 8-15mm/F4 8mm 絞り解放 4min x6 (total 24min) 気温1度
K-ASTEC GF50 ノータッチガイド
RAP2でダーク引き→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

連休明けの平日の未明、当然ですが誰もいない撮影地。快晴微風の夜で、一人静かな贅沢な時間を過ごしました。天頂に伸びてくる黄道光、いつもは淡く感じる冬の銀河も濃く感じられました。
この夜は、ふだんよりも流星が多く、火球でも入ればと思いながら撮影しました。


満月期は機材のおはなし2014年11月08日 16:04

今週末は、お天気イマイチの様ですが、満月期のため、あまり気にせずに過ごしています。撮影可能な時期であれば、GPVや気象衛星、PM2.5の予測などをチェックして、どの時間帯で撮影できて、どこを撮影するか計画を立てます。
この時期、天文活動は、しばらくはお休み状態で、機材の調整と称し、物欲を満たしています。

さて、機材の話ですが、最近ダブル鏡筒での撮影をされる方がぼつぼつおられます。
カラーアシストでの、デジ一と冷却CCDの組み合わせもありますが、そこまで処理技術ができていないので、コンポジット枚数の増加やフィルターワークのた めに、今回77EDII+F4DGのシステムをもう一つそろえました。これで、撮影されておられるマルさんの写真をみると、俄然その気になりポチしてしま いました。
F4DGは大変高性能で、125SDや100EDで一々組み替えずに気軽に使用できるよう、消費増税前にポチしてあったので、今回調達したのは77EDIIのレンズと鏡筒バンドだけで、他のパーツはリング地獄のおかげか。既に手元にありました。
手前が今まで使っていた77EDで、奥が今回導入したものです。ステッカーが逆になっています。
接続方法は、手元にあった、L150とL50のφ80mm鏡筒を接続して、接眼部側は7801経由でヘリコイドMに接続しています。L205とくらべ5mm程度ヘリコイドMの繰り出しが多くなります。


一つ一つは軽いシステムなので、遠征用のGPDでも軽々と2台搭載できました。
77EDII+F4DGは、フルサイズまで大変シャープな星像となります。フルサイズカメラは、今のところ6D一台なので、もう一台6Dを導入する予定です。改造するとさらに、20万コースですが、なんとかしないといけません。

このシステムで、単純にこれまでの2倍のコンポジット枚数が稼ぐことができます。
HEIUB-II, LPS-D1, LPS-V4, R64などのフィルターを組み合わせて、フィルターを利用した強調画像にもトライしたいです。この冬は、この2倍システムで、冬の南天低いところを狙うつもりです。