フラットの合わない(難しい?)ε130D2014年11月17日 08:25

昨年導入してから、あまり使って来れなかったε130Dですが、フォーカサーも導入したので、冬の対象をと思っています。とういうわけで、昨夜は月の出ま での時間テストをかねて小屋で撮影しました。月の出までと思ったのですが、途中で星がにじんできて中途半端で終了となりました。

フォーカサーは快適で、これまで難しいと感じていたフォーカスもすんなりと決まります。
フルサイズの6Dで撮影したのですが、色々なところがケラレの原因となっているのか、元画像でも周辺減光以外にも暗いところがたくさんあります。
以下の写真は、DPPで背景のみを調整したものです。

主鏡の爪による光条の不整も、明るい星が入ると目立ちます。これも早く対策をほどこさないといけません。

三つ星の撮影の枚数を稼ぐつもりが、途中で薄雲発生で4min x9枚で終わりました。
とりあえず、フラット、ダーク処理をしてコンポジットしたのを最低限の強調をしてみました。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
ε130D 4min x9
EM200赤道儀(AGS-1S改) Pencil BORG+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2→CS6でRAW現像→SI7→CS6

フラットが合いません。もっと良いフラットでないと、フルサイズは厳しいです。今回はテストということで、コンポ枚数も少ないので、ここまでとしておきます。

ε130Dは、大変シャープで色収差も無い優れた鏡筒であると再確認しました。また、ジャストサイズで、取り扱いも楽ちんでした。ゆっくりと撮影できる時間がほしいものです。
年末にかけて、相変わらず多忙で、師走そのものになりそうです。寝る時間を削らないと撮影できません。

もう一つの77EDIIのダブルシステムは、予定どおりです。
これからの撮影が楽しみです。