GS-200RCにBORG中判ヘリコイド2014年04月21日 08:12

先日から、笠井のGS-200RC導入記事を書いております。

中判ヘリコイドがどうなるかと書いておりましたところ、katsさんからご厚意で、M90P1メス-M89P1メスの接続アダプターを、お貸していただくことができました。
katsさん、本当にありがとうございます。

さて、接続のほうは、なんの問題もなく接続できます。
これは、BORGの0.85DGLを接続したところです。この組み合わせは、余裕でフォーカスもきちんと出ました。
一方、純正の0.75XReducerですが、これも大丈夫でした。薄い2インチホルダーSSIIを使えば、こちらも問題なく、使用可能でした。

BORGの0.78XDGTは、残念ですが無限遠が出ません。当然0.70XDGTも無理と思います。
とりあえず、次回は0.85xDGLの実写テストをしてみる予定ですが、中判ヘリコイドの使用では、試すことができるReducerが限られてしまい、ヘリコイドMの使用を念頭にアダプターを作成してもらうつもりです。

自宅においてある遠征用のGPDに載せたところです。かなりオフセットして搭載しないとバランスがとりづらいです。
それでも、GPDに載るのが、この鏡筒の良いところです。是非とも、実践投入にまで持っていきたいです。

もらったPCを7にして遠征用に2014年04月22日 20:40

Windows XPのサポート終了で、職場の同僚からSONYの薄いPCをもらいました。
XPにダウングレードしていたそうですが、どうにも動作が遅いのと、XPのサポート切れで、新しいPCを買ったので不要となったそうです。とは言え2009年モデルで、裏にはWinodow 7Proのシールも貼ってあります。
拡張性のないソニーのモデルで、メモリーはオンボードの2GBで増設不可で、SSDもUltra ATAの64GBで、換装不能というスペックです。なんとも低スペックですが、今使っている遠征用のEeePC901Xよりはモニターも大きくて、使えそ うと思い、再インストールすることにしました。
ソニーのPCは、自分では絶対に買いません。HDDの換装やメモリーの増設といった基本的な事が、大変面倒です。しかし、もらったPCは超薄型モデルで、バッテリーをすこしおごってやれば、遠征PCに持って来いです。

Winodows 7 Pro (32bit)を再インストールしました。思ったよりは、さくさくと動作します。
そこで、遠征用に必要なソフトをインストールしていきました。

以下は、2日間にわたる悪戦苦闘の覚えです。

32bitなので、SuperStarIVは前バージョンでもOKでした。
DSI Proを使うので、MeadのところからAutostarSuite V5.5 Envisage7.09 どをダウンロードしてきてDSI Proのドライバーをインストールしました。

ASCOMのほうは、ASCOMPlatform6 SP3を使いました。
PHD Guidingは1.11.0です。
QHY5LIIのドライバー、ASCOM用のPlug inも難なくインストール

ここまでは、すんなりでした。
さて、DSI Proでは、リレーボックスのFT245のドライバーとASCOM用のFT245のPlug inをインストールが必要です。
リレーボックスのFT245のドライバーは難なくインストールできました。
引き続きASCOM用のFT245のPlug inですが、これに苦労しました。ロシア人が作成したPlug inですが、インストールが難しかったです。
Windows XPのときは、Cドライブの浅い階層にTEMPファイルを作成して、そこにダウンロードした内容をFT245のファイル名にしてコピーして、中のinstallのバッチファイルを実行するだけでOKでした。
今回はそれがうまくいきません。どうしても、FT245のプラグインを認識できません。
困ったときのネット検索で、ASCOM FT245 Windows 7などでググってみました。

どうも、プラグインのインストール先が、Winodows XPとは違っているためのようです。
regsvr32なんかのコマンドが必要との記事が見つかります。

T-Fixさんの記事にもヒットしました。
コマンドプロンプトを使うとのこと。これは、DOSの知識のない自分にはハードルが高いと感じましたが、調べて行きます。
コマンドプロンプトをするには、すべてのプログラムからアクセサリーを選択し、その中のコマンドプロンプトを選択します。そこから、 FT245ascom.dllをレジストリーの操作が必要であり、それには コマンドプロンプトのregsvrが必要です。なんかよくわからないけれど始 めました。

コマンドを実行するためにまず、 cd\C:\TEMP\FT245 を入力して、その中のFT245ascom.dllをコピーして あるべきフォルダーに入れます。そして、さきほどのregsvrを実行したのですが、うまくゆきません。
どうも、管理者として実行しないとはねつけられるようです。右クリックで以下の画面となり、管理者として実行を選択します。

そして、コマンドプロンプトを実行しました。
まずはdirectoryを変更します。
cd\temp\FT245
と入力してdirectoryをCドライブの浅い階層に作成したTEMPファイル内のFT245ファイルに変更します。これでFT245ascom.dllについてコマンドできます。

最初にFT245ascom.dllをドライブCのProgram Fileフォルダー、ASCOMフォルダー、Telescopeフォルダー内にFT245ascom.dllをコピーして入れます。これは、ダイレクトにコピペで入れておいても大丈夫の様です。

上記では、すでにFT245ascom.dllをコピーして、目的とするフォルダーに入れてあったので、上書きをすることになりました。
ついで、以下の操作をしました。

C:\TEMP\FT245>regsvr32 /s "C:\Program FIles\ASCOM\Telescope\FT245.ascom"  と入力してリターンして
C:\TEMP\FT245>regedit /S reg_ascom.reg  と入力してリターン
C:\TEMP\FT245>pauseと入力してリターン
続行するには何かキーを押してくださいで 適当にキーを押して終了

なんとか、うまくいきました。 ここまでたどりつくのに、なんと2日でした。

FT245のファイルをCドライブの浅い階層において、漢字などのファイルを用いないこと
コマンドプロンプトを管理者として実行すること

などが今回の自分のメモでした。64bitのWindows7や8でどうなるかはわかりませんが、うまくできてほっとしました。
遠征用のPCとして、軽くてバッテリー持ちが良いのがうれしいところです。


昇るさそり座2014年04月24日 12:09

今月初めに撮影したさそり座です。

やはり、さそり座はカラフルで綺麗です。このカラフルさを出すには、透明度と空の暗さが重要です。
この夜のPM2.5は低く、条件は良い方でした。

春がすみのあるときに撮影したのでは難しいです。GWに、良く晴れて、透明度も高い夜があればと思っています。
さそりは、いつか南半球でしっかりと撮影したいと思っています。

撮影データ:Canon EOS60D (Central DS改) ISO1600 HEUIB FF使用
Samyang 35mm/F1.4  絞りF4 5min x7
GPD赤道儀 ノータッチガイド

GS200-RC + BORG0.85xDGLでM1042014年04月24日 20:41

昨夜は、良く晴れたので、テストに行ってきました。
BORGの0.85DGLが使えるものかどうかです。既に、他の方のブログで紹介されており、良さそうなイメージだったので試してみることにしました。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600
GS200-RC + BORG0.85xDGL  5min x4
ATLUX (K-ASTEC改)+ Famisc60 +DSI-PRO+ PHD Guiding (親子亀方式)

上記写真はすこし周辺をトリミングしています。
トリミングなしのフルサイズピクセル等倍です。

画面左上で流れていますが、スケアリングや光軸の問題と思います。
純正の0.75Xよりは、良いと思いました。

周辺減光はこんな感じです。

GS200-RC+0.85DGLでM832014年04月28日 12:28

先週23日、少し風邪気味と思いながらテストしたくて撮影しました。
これが、風邪の重症化の引き金と鳴ったかもしれません。連休後半の天気に期待しています。

小屋でのALTUXとGS200-RCに暫定ですが、親子亀方式のFamisco60を載せた写真です。

先日アップしたM104の後に撮影したのが、南の低空のM83です。私の小屋からでも撮影できます。南天の対象は、ガイドエラーを起こしやすく、今の親子亀方式では少し無理があったようですが、せっかく撮影したのでアップします。
撮影データ:Canon EOS60D (Central DS改) ISO1600 HEUIB FF
GS200-RC + BORG0.85xDGL  5min x8
ATLUX (K-ASTEC改)+ Famisc60 +DSI-PRO+ PHD Guiding (親子亀方式)

簡易な処理で済ませました。
DSSでスタック→SI7で周辺減光補正とデジタル現像→CS6で調整→FlatAideで修正

露出が全然不足でした。もう少し明るくする必要があります。

今後の課題は
①OAGを導入して、安定したガイド星が見つかられるか?
②BORGヘリコイドM用の接続リングを導入して、0.78X, 0.70XDGTとの相性チェック
③②が不調ならば、Astrophysics0.67Xreducerを導入する。

今回のテストで、しっかりとガイドできれば、なんとか楽しめる星像となることがわかり、ほっとしました。