1977年製のタカハシV-1赤道儀2016年01月29日 21:05

今から40年近く前に、大学に入りバイトで稼いだお金で初めて買った望遠鏡が、タカハシV-1赤道儀です。

この後にさらにコンパクトなH型やスカイメモNSを買ったため、この赤道儀を持って、フィールドに出ることが大変少なかったので、今でも大変きれいな状態です。
今から10年前に、天文に復帰した当時は、モータードライブもなく、極軸望遠鏡もなく、そのままお蔵入りの状態でした。一方H型はスカイキャンサーが発売 になった当時、改造のサービスがあったので変更してもらっていました。モータードライブも付けていたのですが、そのままではやはり使いづらかった記憶があり、 もっぱらスカイメモを使うことが多かったのです。スカイキャンサー仕様のH型は、その後ヤフオクで売却したのですが、良い値がつきました。改造派には、魅力ある素材なんだと思います。

さて、昨年来ほんまかさんのSS-oneから電子極軸望遠鏡が発売され、QHYからもPole Masterなどが発売され、もう一度この望遠鏡を取り出してみました。サイズは、H型よりはやや大きいものの、真面目なタカハシの作った望遠鏡なので、大変頑丈そうです。サイズはH型よりは2回り大き目ですが、比較的コンパクトです。これにPole Masterとモーターをつければ、魅力的な現代の赤道儀になるような気がしてきました。

色々と妄想がわいてきました。
一つの方法は、TG-HDモーター(¥58320)とコントローラー改造です。DEC側の微動は部分微動しかできないため、一軸ガイドしかできません。

もう一つの方法は、K-ASTECさんのAMD-1かほんまかさんに相談してSS-one miniをつける方法です。AMD-1はかなり前に製造中止で、再販の見込みはありません。そこで、ほんまかさんに相談してみました。

ほんまかさんからは、丁寧なお返事をいただきました。
RA側は、ギア周りの構造がスカイキャンサー/H40と同じなので一軸のSS-one化には、問題ないでしょうとのお返事。一方、自動導入改造には、 DEC側をそのまま利用したのではできないとのこと。その理由は、既存の部分微動部は微動ハンドル部がとれないので、モータ取り付け自体が難しく、かさばるとの事でした。
解決法として、その上部にSS one miniを載せる方法と、部分微動部を取り去りSS-one miniを載せる方法との事でした。
軽量化には、DEC側の微動部分を取り去り(後で元に戻せるとの事)、SS-one化するのがスマートな解決法でお勧めとの事でした。

40年前の赤道儀がよみがえるかもしれません。
タカハシのV-1はD型なんかと同じ精度との事で期待が持てます。

お天気の悪い1月の間、色々と妄想がわいてきます。これを持っていつか南半球に行きたいです。