SIGMA 70mm F2.8DG Macro Artで撮影したぎょしゃ座2018年10月19日 19:23

先週の土曜は、当地でも良く晴れました。お天気のせいや個人的な事情で、6月初めに撮影してから、4ケ月以上撮影しておりませんでした。

先日小屋の掃除はしておいたのですが、PCを起動するとBIOS画面は出るのですが、起動ディスクがありませんとの事でPCが立ち上がりません。どうも、BIOSの内臓電池切れの様です。自動導入ができそうもないので、暗い対象や長焦点での撮影はあきらめました。

いくつかテストしたいことがあったのですが、今回はSIGMA Artの70mmマクロで撮影してみました。前回ある程度の性能は出ることを確かめてはいたのですが、十分撮影するには至りませんでした。

北の空にぎゃしゃ座がいたので、これを撮影してみました。赤い星雲を強調したかったので、フィルターはHEIUB-IIを入れました。70mmだと画角34度以下の制限から色カブリが出るか出ないか、ギリギリの線かと思います。

使ってみた印象は①色収差は極めて少ない。②星像は小さくて、解放から使える。③しかし周辺減光が大きい。④明るい星には星割れが起きる。⑤フルサイズ70mmの画角は対象選択が難しい。という感じです。
撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 HEUIB IIでは、オートWBに戻して撮影 
SIGMA  70mm/F2.8  絞り解放 HEUIB-II使用 
2.5min  x16 (total 40min)


SIGMA70mmでのオリオン座2018年10月22日 19:34

先日撮影したオリオン座をアップします。

2014年1月に撮影した旧型のカミソリマクロで撮影したオリオン座に比べて、三ツ星付近の青い星のハロが少なくなりました。色収差の少ないことを実感しました。

今回はHEUIB-IIを入れて撮影しました。赤い星雲の強調には有利でした。このフィルターは、青い星雲の領域をカットしているわけではないのですが、青の描写が相対的に弱く見えます。そのためか、魔女の横顔の描出は控えめとなっています。

この画角だと、星座写真にはピッタリです。

撮影データ:Canon EOS6D (HKIR改造) ISO1600 HEUIB IIでは、オートWBに戻して撮影 
SIGMA  70mm/F2.8  絞り解放 HEUIB-II使用 2.5min  x16 (total 40min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
気温11℃
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6で合成後強調処理

90mmでオリオン座2018年10月24日 12:17

マイナーレンズで、かつディスコンとなった、Voigtlander APOLANTHAR 90mm/F3.5でのオリオンをアップします。このレンズは、F3.5と暗めですが、大変コンパクトなレンズなので、南天遠征に持っていき、その星像の良さを見直したレンズです。

しかし、90mmだとエンゼルフィッシュは入りきらず、魔女も隅で窮屈そうです。

撮影データ:Canon EOS6D (Starshop新改造) ISO1600 Auto WB
Voigtlander 90mm/F3.5  絞り解放 HEUIB-II使用 4min  x16 (total 64min)
ATLUX赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
気温11℃
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6で合成後強調処理