APO Sonnarでのベスト画像2016年04月02日 14:27

新年度が始まりました。色々な出来事もあり、しばらく更新できない日々でした。
ようやく、目処がたって、前進することができそうです。
一方、お天気のほうですが、予報のほうは、絶望的な感じが続いています。

とういうわけで、昨年撮影したへびつかい座の暗黒星雲の再処理をしてみました。
本作品はフォトコンには落選したのですが、APO Sonnarでのベストの画像と思っています。天の川は、大変カラフルでその色調も微妙な変化があります。
天の川の中心部は、金の砂をまいたような色調 で。そこから離れるに従い、微光星の色も変化していきます。このレンズは、きわめてシャープに星を描写でき、頼りになるレンズと感じます。
今年も、暗く透明度の高い夜が来てほしいと待っていますが、その夜は大変少ない様です。やはり、南半球にまで遠征しないといけないのでしょうか?

2015.3.26撮影
撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600 
APO Sonnar135mm/F2.0 絞り3.2  2.5min x16 (total 40min)
K-ASTEC GF-50赤道儀 ノータッチガイド
RAP2でフラット処理→CS6でRAW現像TIFF化→SI7でコンポ→CS6で強調処理

Canon EF 35mm/F1.4 L II USM2016年04月19日 18:21

タイトルのレンズをこの前の横浜出張の折に買いました。2本ほど使う予定のないレンズを売却しましたが、追金が結構かかりました。
BRレンズを採用して、色収差やコマ収差の少ないレンズとの事で、天文ガイド2月号の記事を読んだときから、凄く気になっていました。色々なレンズテストを見るにつけ、解放では周辺減光があるけれど、コマ収差は良好に補正されているとの事。ISがないのも、大変気にいりました。ISやOS付きのレンズでは、しばしば不安定な結果で、不安がいつもありました。
最高の光学性能を追求するならば、ISは、ないほうが良いと思います。

レンズは、やはり大き目です。Samyang 35mmと比べて同じくらいです。

今朝は、月没と薄明の間に少しだけ時間があり、天気予報も良さげなので、テストに行きました。
解放での性能を見てみました。
色調を少し補正しただけです。やはり、解放では周辺減光がきつい様です。

気になる四隅の星像はどうかです。
明るい星に少しだけひげが出る程度で、解放でも良好にコマ収差が補正されていることが分かりました。
この後、薄明直前の空で、F2.0まで絞って、さそり座と夏の銀河を撮影してみました。処理ができたら、アップしてみます。
このレンズで、最高の空の下で南天限界を極めてみたいものです。

EF35mm/F1.4L IIでの夏の銀河2016年04月21日 19:42

先日の未明に撮影した夏の銀河です。木の枝が邪魔で、南のほうは少しトリミングしました。透明度は、そこそこの状況でしたが、南天低いところは影響が大きいです。最高の空の下で再度チャレンジしてみたいと思いました。

フォーカス位置については、もう少し経験が必要と感じました。絞りはF2の撮影でしたが、コマ収差はかなり抑えられているようです。明るい星は少し影響が出ます。周辺減光は、F2まで絞るとかなり少なくなります。今回の処理は、低空のカブリもあるため、ダーク補正、フラット補正なしでの処理です。また、フラットを作成して、処理してみようとは思っています。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600 
Canon ED35mm/F1.4 L II USM 絞りF2.0  80sec x12 (total 16min)
K-ASTEC GF-50赤道儀 ノータッチガイド
CS6でRAW現像TIFF化→SI7でコンポ→CS6で強調処理