Gum星雲北部2016年03月06日 11:16

今回の画像はGum星雲北部の散光星雲です。

3月2日の夜、平日でしたが、今シーズン最後のチャンスと思い、仕事を終えてから無理して海まで遠征しました。透明度が昨年ほど良くなかったのと、撮影開始時間も大幅に遅れてしまいました。そのため、今回は北側のカニの目玉の部分に相当する星雲を狙いました。
ツインで、なんとかデータをそろえて、画像処理しました。酸素輝線のチリチリした部分は、ほとんど写りませんでした。
仕事とお天気がかみ合わず、PM2.5の条件も揃わなかったこの冬は、不完全燃焼となりました。
BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)  + EOS 6D (SEO-SP4) ツイン撮影
HEUIB-II 6min x12 + No filter  6min x12 (Total 144min)
GPD赤道儀(AGS-1S改) M-GEN+Kowa 75mmディザーガイド
気温5度

RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→DSSでコンポジットFITS化→SI7でカブリ補正後TIFF化 →CS6で2つのコンポ画像を自動整列と変形機能で微調整でコンポ→その後CS6で強調



SS-one改造V-1の試運転2016年03月11日 23:46

SS-one miniを利用して、40年前のタカハシV-1が二軸化されて再生されました。

本体には製造番号がありませんでしたが、鏡筒に製造番号がありました。No.76041と刻印があり、まさに40年前のものです。とういこうとは、高校の時に買ってもらったものでしょうか?記憶がさだかではありません。

ずいぶん前に納品していただいたのですが、大変忙しくて、ようやく今夜試運転をすることができました。
まずは組上げてみました。
とりあえず、こんな感じです。

極軸にはPole Masterを装着して、これで正確な極軸合わせが可能です。

コントロール部はこんな感じです。
電源コードや両軸モータの接続部はD-SUB15ピンの端子です。PCとの接続もシリアルポートで、9ピンのRS232c用端子となっています。
スマホやタブレットとWifi接続もできるようですが、とりあえずの運用は、ノートPCでSuparStar IVやステナビでのコントロールということにしました。
昔買ったシリアルーUSB変換ケーブルが手元にあったので、Win7やWin10で使えるかどうかでしたが、新しいほうのドライバーをダウンロードしてインストールすると無事認識できました。これとコントローラーの接続は、メス-メスのリバースのサンワサプライRS-232Cケーブル(KRS-403XF1K2)をアマゾンで764円で購入しました。接続部が少しやわそうで、不安が少し残りますが、PCにつないで、無事に認識してくれて、モータ も快調に回ります。

ファーストライトをしたいところですが、お天気予報は??です。
ともかくも、40年前の赤道儀が、現代的なものに生まれ変わりました。
鏡筒部が回転軸より少し離れてしまい、モーメント的には少し重めのウエイトが必要でした。軽い機材なら、なんの問題もありません。必要とあれば、元に戻し、一軸駆動も可能です。ほんまかさん、ほんまにありがとうございました。


早朝撮影の季節2016年03月15日 08:28

この時期、明け方にはアンタレスは南中しています。
当地でのアンタレスの南中時刻は3月15日で5:10です。二か月後の連休明けには01:10となります。ここまでが、サソリをねらう時期となります。その後長い梅雨があり、梅雨も明けた8月には、薄明終了時にはかなり西に傾き、撮影できません。

というわけで、今朝は晴れると予想して、夜中に起きたのですが、かすんでいます。愛媛県のサイトのリアルタイムでのPM2.5をチェックするとこんな感じでした。これでは、花粉にまみれに行くだけになりそうなので、再度寝ました。


数少ない晴れる日ですが、これにPM2.5まで邪魔をしてくれて、なお好条件の日が少ないです。

4年前の好条件の朝の写真を再処理しました。こんな早朝になってほしいです。