さそり座西の暗黒星雲2019年08月09日 19:28

昨日は立秋だったそうですが、今日もとても暑い一日でした。立秋もすぎて、暦の上では秋とか、残暑見舞いでないといけないとか言われるのですが、暑さのピークを過ぎて、これから少し秋の気配が感じられる時期という事なんだろうと思います。
暑くて、モチベーションの上がらないお天気が続いています。台風もお盆にかけて接近するとかで、今後のお天気に気をつける必要があります。

今日アップするのは、4月に撮影した画像のなかで、未だアップしていなかったものになります。
さそり座の西側で、おおかみ座、じょうぎ座付近の暗黒星雲です。
華やかな散光星雲とは違う魅力があります。南天の暗黒星雲にはSa (Sandqvist) やSL(Sandqvist and Lindroos)などの番号が付されるものが多いです。その他、無名のものもあるようです。
この様な対象は、地味なんですが、変態マニアは萌え萌えです。
しっかりと撮影してモザイクしたかったのですが、APO Sonnarの場合、構図の回転が難しいです。本来はレボルビング装置を併用して回転すべきでしたが、重量制限で持っていけませんでした。レンズのバンドを利用して回転させると、微妙にフォーカスやスケアリングの狂いが出てモザイクになりませんでした。南天で安定した撮影するのは、なかなか大変です。
画像データ:撮影データ:APO Sonnar 135mm/F2 絞りF2.8
Canon EOS6D(HKIR改造) Filterなし AutoWB ISO1600 2.5min x16  (total 40min)
GF-50でノータッチガイド
RAP2でダーク&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF→SI8でコンポジット→CS6で強調

覚えのマーク入れたものです。

来年の撮影のためのMapです。
こうしてみると、銀河周囲にはいろいろな対象があるものです。
来年の遠征では、さそり座をしっかりと撮影したいと思っています。