大気光と冬銀河2020年02月25日 18:42

23日の天皇誕生日に、冬の遠征地である、佐田岬半島に行ってきました。好天に恵まれましたが、成果の方はイマイチでした。
世間では、新型コロナウイルスの拡散で、大都市圏を中心に患者が急増しています。今後どうなるか、大変心配しております。2009年のH5N1の新型インフルエンザの時は、その年11月までに170万人の患者報告がありました。同じくらいの感染力があるとすれば、今後爆発的に患者が増えるかもしれません。肺炎リスクや死亡リスクは、それよりも大きいと考えられ、今後の感染予防には、十分な配慮が必要と思われる状況です。政府からの基本方針も策定されましたが、なかなか難しい問題を含んでいると思います。

そんな世間の不安とは別に、夜空の星は大変綺麗でした。
魚眼レンズで撮影すると、淡い冬の銀河が南のほうに伸びています。ガム星雲の部分は赤いのですが、それとは別の帯状のカブリが出ています。これは、大気光と思われます。この夜は、これがかなり目立ちました。

撮影データ:Canon EOS6D(HKIR改造) Auto WB, ISO1600
Canon EF 8-15mm/F4L, 14mm F4 5minx3
SWAT300 ノータッチガイド

大気光のGIFアニメです。


さて、今年も豪州遠征を予定しているのですが、どうなるか不安な状況です。せっかくオーストラリアまで行っても、日本人は入国拒否になる可能性もあるかもと心配しています。
また、飛行機という密閉空間での長時間のフライト自体も感染リスクがあるので、これも心配です。4月の遠征まで2ケ月となりましたが、今後の情勢を注視していきたいです。