SIGMA 50mm F1.4DG Art再評価2014年07月26日 14:22

昨夜は、当地は抜けはイマイチでしたが、良く晴れました。標高450mの観測地でも、夜中で23°までしか温度が下がりませんでした。
SIGMA 50mmのテストをしました。
結果は、前のレンズよりは良い結果でした。しかし、フルサイズの最周辺部は、F4まで絞ってもコマが少し残ります。でも、色収差のない良いレンズと考えます。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
SIGMA 50mm/F1.4 DG Art F2.8 2min 
PS CS6でRAW現像後、カラーバランスのみ補正

このサイズだと、全くコマは見えません。
画面右上のM31を入れて、等倍切り抜きです。
まず、F2.8の周辺像です

ついでF4に絞って、露出を4分少々にのばしたものがこれになります。
改善が見られます。隅のほうに、少しコマがありますが、十分な性能と評価しました。

それにしても暑い夜でした。6Dも23°では、ノイズが目立ちます。ダーク引きが必須となります。


GS200-RCとBORG 0.70DGTの組み合わせ2014年06月01日 16:58

昨夜は、黄砂がひどくなると予想され、PM.2.5も高値でしたが、週末快晴ということで、テストがてら小屋で撮影しました。当初予想されているよりも、星も天の川も良く見えて結構良い星空になりました。これならば山の上に行くのであったと後悔しました。

まずは、懸案であったBORG0.70DGTが使えるかどうでしたが、これはBORG7552にスタークラウドさんの薄型T-リング(M42P0.75) を使うことで、フォーカスが出ました。中心部の星像はまずまずでしたが、周辺像の劣化と原因不明の片ボケもあり、とても使う気にななれません。薄型T-リ ングにしたために、バックフォーカスが合っていないのだと思います。

しかし、右下隅と左上隅の画像があまりに違い、このreducerの光軸不良を疑います。

結局、BORGで使えるのは、0.85DGLと0.78DGTでした。しばらくは、梅雨もあり、夏の星雲を撮影するので、長焦点撮影チャレンジは、秋までお休みとします。

昨夜は、その後普通に夏の天の川を撮影しました。夏の夜は短くて、すぐに薄明がきます。

GS200-RC+0.78DGTでM572014年05月22日 20:31

月も細くなってきましたが、PM2.5と黄砂の混じった眠い空になっています。こんな時は、テストをしております。
GS200-RCにBORGのヘリコイドMを接続するアダプターをコスモ工房さんにお願いしておりました。できあがったので、昨夜テストをしました。目的 は、BORGのReducerとの相性を見るためです。全くの異種格闘技であり、屈折用のReducerをRC鏡で使うという、若干屈折したテストとなり ます。

接続は25mmの延長筒を入れて、予想通りフォーカスが出ました。冷却60Dを接続したのですが、あまりたわみは感じません。ヘリコイドは少し渋めです。

撮影は安直にベガでフォーカスをして、その後M57を撮影しました。トリミングなしで、真ん中をはずしていますが、愛嬌と思ってご容赦ください。
撮影データ:Canon EOS60D (Central DS改) ISO1600 FFなし
GS200-RC + BORG0.78xDGT  3min x5
旧ATLUX (K-ASTEC改)+ Famisc60 +DSI-PRO+ PHD Guiding (親子亀方式)

APS-Cでは、周辺までほぼ星は流れることがありません。しかし、フォーカスのせいか、ガイドのせいか、このシステムのせいか、星像に締まりがもう一つという感じです。フォーカスが決まれば、もう少し良くなるかもしれません。
次は、0.70XDGTのテストを予定しています。


SIGMA 新50mm/F1.4 DG HSMのテスト2014年05月06日 17:27

5月2日の夜は、このレンズのテストをしてみました。
結果は色収差はきわめて高度に補正されているけれど、フルサイズ四隅の星像は絞ってもあまり改善されないというのが、ファーストロットとなる私のレンズの評価です。

中心部のピクセル等倍は以下の様になります。
絞りF2までは、ハロが少し出ますが、F2.4から上ではハロは感じられなくなります。円形絞りの効果もあり、輝星にも光条は出ません。

気になる隅の画像ですが、右上ピクセル等倍です。
F2.までは、星のヒゲが目立ちます。F2,4で少なくなり、絞れば改善するかと思いきや、そのままの状態です。この右上が一番悪いのですが、他の隅も似たような傾向で、方ボケなどではありません。

フルサイズPIXEL等倍というシビアな条件での画像とはいえ、Sigmaさん、期待が大きかった分、少しがっかりです。フルサイズでの使用を考えてしまいます。APS-Cならば余裕なんですが・・・

F2.4でのテスト全体画像です。補正などはしていませんので、見苦しいですが、周辺減光もわかると思います。
撮影データ:Canon EOS6D(SEO-SP4) ISO1600
SIGMA 50mm/F1.4 F2.5 3min x1

M51の少し下の緑の光芒はパンスター彗星のようです。


GS200-RC + BORG0.85xDGLでM1042014年04月24日 20:41

昨夜は、良く晴れたので、テストに行ってきました。
BORGの0.85DGLが使えるものかどうかです。既に、他の方のブログで紹介されており、良さそうなイメージだったので試してみることにしました。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO-SP4) ISO1600
GS200-RC + BORG0.85xDGL  5min x4
ATLUX (K-ASTEC改)+ Famisc60 +DSI-PRO+ PHD Guiding (親子亀方式)

上記写真はすこし周辺をトリミングしています。
トリミングなしのフルサイズピクセル等倍です。

画面左上で流れていますが、スケアリングや光軸の問題と思います。
純正の0.75Xよりは、良いと思いました。

周辺減光はこんな感じです。