明けましておめでとうございます2019年01月03日 13:02

新年明けましておめでとうございます。

昨年末は、風邪で体が思うようにならず、色々なところに迷惑をかけてしまいました。お正月は、なんとか体調も戻り、年末年始の家族との時間を過ごすことができました。今日から普段の夫婦二人の生活に戻ることができました。

お正月に貼るような良い写真もないので、昨年末にできなかった2018年の機材の回顧をしてみます。

遠征用 Protex CR5000:海外遠征の際に機材を運搬するためのケースでした。今のところ、機材の損傷はありません。

SIGMA 70mm?F2.8DG Macro Art:良いレンズを入手できたと思っています。まだ十分活用には至っていません。

Feathertouch Focuserの強化パーツ:BORGのオプションパーツにFethertouchフォーカサーがあるのですが、鏡筒との接続部が肉薄で頼りなかったので、COSMO工房さんにお願いして肉厚の強化型【9795】を作成。これで、安定感が増した感じです。BORGでも在庫限りとなっていますが、特注パーツのほうjが絶対に良いですし、安く入手できました。COSMO工房のAさんには、いつ色々なお願いを聞いてもらえて、この場で感謝したいと思います。

SAWT300:海外遠征用にポタ赤を増やしました。オプションのリモートコントローラーやダブル雲台ベースも購入。

HKIR 6D: 6D mark IIにするかどうか迷ったのですが、6Dが大幅に安くなったのと、Mark IIのノイズ性能がもう一つ評判が良くなかったこと、HKIR改造に興味があったので6Dを新品で購入してすぐに改造に出しました。私には4台目の6Dになってしまう。

Mamiya 250mm/F4.5 APO + Fotodiox EOS Adaptor:天リフで話題となったレンズで、興味がありました。ヤフオクで、安いレンズをぽちしてしまいました。フォーカスとマウント変換のAdaptorは、アメリカのFotodioxのサイトでポチしました(内外価格差の大きいため)。まだ、テストには至っていません。250㎜程度の焦点では、BORG55FLやVIXENのFL55、WOのRed catなど話題となるものもありますが、お安くなりそうなこれにしてしまいました。
これで250mmのレンズとBORG60ED+C0.72Xの255mmで、ツイン撮影もできそうです。

STC Astro Duo-Narroband filter:これも、年末の体調不良でテストできないまま年明けとなってしまいました。

最後にSS-one Polar 2用、Pole Master用アダプター:私のSS One Polar 2はタカハシ専用であったのですが、他にも使いたいので、Pole Master用のアダプターをCOSMO工房さんにお願いしました。
天文機材をいじることは、大変楽しいし、それが結果として見えてくるとなおうれしいです。
今年も天候と健康に恵まれて、いっぱい撮影したいと願っています。撮影できたら、ぼつぼつアップしていいきますので、今年もよろしくお願いします。

Quad Band pass filterとLPS-V4の違い2018年12月10日 20:02

話題のQuad BP filterとLPS-V4の透過率の特性をそれぞれ、HPから拝借して、Wave Lengthを上下で合わせて比較しました。

LPS-V4のほうは、下の帯域が少し広く、逆にQuad BPのほうは上の帯域が広く、SIIまでを含んでいることがわかります。これで、どれくらいの画像の差ができるのか?です。
私は、LPS-V4があるので、導入はしないつもりです。

2018.12.13追記
天文リフの山口さんが、フィルターの違いを詳細に比較してくれています。上記に書いた様に、少しの差があるのですが、実写ではLPS-V4のほうが赤色域が狭い分、Rチャンネルののノイズが多くなるとの事。一方、QBPフィルターでは、Gチャンネルの幅を狭くしているのだけれど、デジカメはG画素のベイヤーセンサーの数が多い分、ノイズに有利で巧みな設定と解説していました。似て非なるフィルターの様です。ぴんたん師匠の作品をみると欲しくなりますね。


Astro Duo-Narrowband2018年12月09日 15:51

最近は、Quad band pass filterで盛り上がっていますが、私のところにようやくDuo-Narrowband Filterが届けられました。
とりあえず、目的から48㎜タイプのものを買いました。
内外価格差の大きな商品でした。急いでもいないし、フィルターなので、大きな傷でもないかぎりOKということで、今回はHKから送料無料、消費税なしで届けられました。個人輸入の際、消費税がつく時とつかない時があり、不思議に思っています。

このフィルターの主な目的は、南天遠征で限界を感じたガム星雲の描出の改善になります。超新星残骸のフィラメント構造を描写するには、ナローの力がないと無理と思います。しかし、限られた撮影時間内にデータを取得しないといけないのですが、2バンドの同時データ収集が役に立つと思い導入しました。来年はこれまでのブロードバンドのデータに、今回導入したフィルターで、H-αとO-IIIのデータを加えて画像を作成するつもりです。
どのようにデータを処理するかは、これから考えてみます。まずは、晴れたら月夜でもOKなので、ミルクポッドあたりを使い練習してみるつもりです。適正露光時間の目安、画像処理のやり方を探ってみます。


春がきた2018年03月04日 11:08

昨日は3月3日の桃の節句で、孫が来てくれました。相変わらずの可愛さを振りまいています。

昨夜も一昨夜も、満月過ぎの月が綺麗に見えました。今日は、朝から好天で暖かく、午後には20度を超えるとの予報もあり、寒かった冬もようやく終わりを告げてくれそうです。

さて、アイちゃんのブログで、シグマから新レンズの発表があるとの事がアップされており、シグマのHPを確認しました。しばらく前からディスコンになっていた70mmのマクロがArtレンズとしてリニューアルされることになったようです。
旧型の70mmマクロはカミソリマクロの異名を持ち、コマ収差の少ないカリカリの星像を呈してくれました。ただ、ピントの会った状態では、青ハロが出るのが欠点でした。

以下、新レンズのHP記載のコピペです。

旧レンズも9群10枚で、3枚のSLDグラスの構成でしたが、新レンズは10群13枚で、「FLDガラス2枚、SLDガラス2枚に加え、屈折率が高く異常部分分散性の高いガラスも1枚採用し、軸上色収差を徹底的に補正。さらに非球面レンズ2枚を採用し、最短撮影距離付近の解像感を向上させました」とある。また「残存色収差を極限まで補正し、優れた描写性能を実現しています。」

以前、旧型マクロで撮影したへびつかい座の暗黒星雲を、見直して少し補正しました。青ハロが多いのですが、これを消そうとすると、全体のカラフルさがまで消えてしまいそうです。新型マクロで、ハロを気にせずに、高分解のキレの良いレンズで再挑戦したいと思いました。


2011年4月撮影
撮影データ: Canon EOS50D(Central DS改) ISO800 HUIB FF使用
Sigma Macro 70mm/F2.8 絞りF3.5 10min x4

これから、早朝にさそり座を撮影していくつもりです。5月にはオーストラリア遠征も予定しています。

2017年を振り返り(機材編)2017年12月30日 16:41

例年の様に、今年一年の機材を主に、反省を込めてまとめてみました。

1月には、3台目の6D(Starshop新改造)を入手しました。これまで6Dを3台入手して使っています。

1台目(SEO-SP4)は落下事故でマウント部に狂いが生じ、スケアリング調整リングを作り、直焦点専用機として活躍しています。2台目は、冷却改造6D(SEO-Cooled)です。冷却6Dは、夏場にはノイズ低減効果が顕著でありがたいのですが、重さとレンズ接点がないので、絞りのコントロールなどが不便であったため、もう一台Starshop新改造の3台目の6Dを入手しました。大変綺麗なカメラでしたが、残念なことにスケアリングチェックで、狂いがあったので、マウント側でシムテープを切って調整しました。

マウント側のネジは、大変渋いので、ふつうに回すとなめる恐れがあります。できるだけ、しっかりしたドライバーを使い、ネジ滑り止め液を併用してはずす必要があります。

以下のサイトの情報から、4本のネジをはずしても、素直にマウントは外れないことがわかっていました。隙間ができるので、そこに真ん中に穴を空けた、シムテープを滑りこまして調整します。スケアリングチェックはレーザーと鏡を使う、よっちゃん方式です。これで、スケアリング調整をして、とりあえず片ボケは改善しました。
6D Mark IIが出ていますが、ノイズ面では6Dと差がないので、現状では、このままで良いと思っています。高解像度のD810Aは、電源問題で海外遠征に持って行かなかったのですが、天文ガイド1月号にUSBパワーコンバーター記事があり、これを参考にして考えてみます。

6D以外には、オーストラリア遠征に備えた小物をいくつか購入
スーツケースにFP32Nを買ったけれど、かなり小さめでした。大事な機材の保護には、少し安心感がありました。

ソフトは以下の2つを導入
CCD Inspector
SI-7をSI-8にバージョンアップ

D810A用レンズなどで
Samyang 135mm/F2
Tamron SP 45mm/F1.8
Takahashi NIKONマウント

PrinterをPro9000からPro10Sへ

最後に望遠鏡やオートガイダー関係です。
SS-one Autoguiderのために、ASI120MMを導入しました。これは、主にM-GENのバックアップとして使っていますが、ガイド精度はM-GENのほうが良いですが、使い勝手やインターフェースはSS-oneのほうが良い感じです。

ということで、GP2にSS-one用Aセット、すなわち自動導入モータとSS-one Autoguider Proを導入しました。
今年の遠征にはGP2にK-ASTECさんのバックラッシュレスドライブのモーターとAGS-1Sの組み合わせで駆動して、PC導入としました。理由は、電源消費量が少ないためでした。しかし、オールインワンのAutoguider Proならば、2軸駆動に加えて、PCレスのスマホのSkySafari経由の無線での導入ができ、オートガイドもできます。またテストして、電源消費量もチェックしていきたいと思います。


その他 HEUIB-II の玄天Pro 52mm
K-ASTECさんからレボルビング装置など

大物なしで、一年我慢しました。その代わりに、南天遠征で撮影機会を増やした状況です。

9月に60歳を迎えましたが、後何年健康に過ごして、星を楽しむことができるか、考えるようになりました。健康年齢が70歳まであったと仮定すれば、後10年しかありません。50代の10年も速くすぎていきました。天文活動的には、再開して、それなりに楽しんできたと思うのですが、仕事とのバランスには苦労しました。体力的にも徐々に厳しさを感じています。

これまでは仕事あっての趣味、趣味と仕事のバランスをとりつつ、楽しむスタンスでしたが、来年以降は、少し仕事をセーブしつつ、もう少しゆっくりとした時間で楽しみたいと考えています。来年4月以降は、パートタイマー兼フリーターとして、働いていく予定となっています。管理職的な部分をそぎ落して、これまでの経験を生かした実務での仕事のみに絞っていくつもりです。

とりあえずの楽しみは、1歳4ケ月となる孫娘の相手をするのが一番です。ジッジと呼んでくれるようになりました。天文活動は、寒さに負けずに、やっていく予定ですが、お天気次第といったところです。

来年は5月と9月のオーストラリア遠征を予定しています。これから、撮影計画をたてて、それに基づいた準備をしようと考えています。

来年も、つたないブログですが、お付き合いいただけたらと思います。
しかし、またヤフーがブログを変えるようなので、もしかしたら平行してやっているもう一つブログとFBに移行するかもしれません。