Waddi Farm遠征記 22019年05月13日 19:39

Waddi Farmについては、K-ASTECさんのブログ天リフの記事にも詳細されています。

今回で南天遠征も3ヶ所目となります。
東のほうのチラゴーやBallandeanのTwinstar Guesthouseなどと、アクセス、空の暗さ、滞在時の快適さ、費用なんかの違いについて述べてみます。

Waddi Bush Resort
Waddi Farmは、パースを拠点として、194km北にあります。南緯30度くらいで、チラゴーなんかに比べると、イータカリーナや南十字の高度は高くなります。気温は今回の遠征では昼間は最高32度、夜間は12度くらいまで下がりました。魚眼で撮影すると、南に2ケ所ほどかぶってくる町灯りがありますが、その他は大変暗いです。滞在する部屋は、部屋にもよりますが、今回利用した7号室はダブルベッドの寝室と居間のレイアウトで、居間のソファがエクストラベッドになり、初日にはベッドメイキングをしてもらいました。比較的こぎれいな部屋で、冷蔵庫、湯沸かし、電熱器、電子レンジが備え付けてあります。風呂はないけれど、シャワーができます。いわゆる滞在型のリゾートでした。Non Smokerであった、愛知県のK氏と同室となりました。同室といっても、2部屋あって、気兼ねなく使う事ができました。また、天文仲間ということで、通じあうことが多いのか、私の様なとっつきの悪いものとも、仲良くさせていただきありがたかったです。ここのオーナーは基本的に不在で、初日のみ夕食時にお会いできました。食事は、レストランと厨房のあるゲストハウスで、自炊となります。ガスと電気があるのですが、少し便りない状況です。今回食事については活躍していただいたのが、H氏でした。私は、料理はからっきしダメで、鍋を洗うくらいしかできませんでした。途中は、観光組が不在となり、私を含めて男5名での合宿生活となりました。概ね快適でしたが、2度断水になりました。原因は不明ですが、Waddi Farmに常時住んでいる人が戻ってきて、なんらかのことをしてもらうと断水は解除されました。
食材は、近くのMooraという町で買い出しが必要です。近くといっても、70km程度あり、1時間以上かかります。ここには、レストランやスーパーなんかがあります。ということで、快適さという点、食事の点では、少し問題が残りますが、なんとかなるものです。

空の良さに加えて、滞在している部屋と撮影場所は100mくらいしか離れていないので、撮影開始してしばらく放置して、部屋で仮眠して、時間がきたら撮影場所に戻る事ができます。また、240VのAC電源が利用できるので、モバイルバッテリーを使わずとも、望遠鏡の駆動、カメラの電源、PCの電源等心配なく使えました。今回は、GPD(MTS-3仕様)を借用できたので、快適な自動導入、オートガイドとなりました。撮影環境は大変素晴らしいです。
費用は、いわゆるツアーとは違うので、航空機のチケット、レンタカー代、滞在費、食材なんかを実費で賄う事になり、お安くなりました。

Ballandean TwinStar Gusethouse
Ballandeanは、ブリスベンを拠点として、約250km内陸に入ったところにあります。車で3時間かかり、距離的には最も遠いと感じました。ブリスベンへは、色々な方法で行くことが可能で、昨年はJAL便を利用して、大変快適なのと23kgx2+機内持ち込み10kgと制限が最もゆるいフライトでした。ブリスベン空港から国道15線を経てBallandeanへのを抜けるのは、一番ややこしく感じました。緯度は、今回のWaddiとほぼ同じ南緯30度くらいですが、内陸のためか、5月に行ったのですが、事前情報から明け方は5度以下にまで下がるとの事で、防寒対策をしっかりして行きました。
滞在先のツインスターゲストハウスは、日本人夫妻の経営されている小さなペンションで、部屋数も少なく、5.6人での滞在になるかと思います。食事は夕食、朝食(夜食)のオプションをつけてもらいましたが、お料理上手な奥さんの夕食を懐かしい岡持ちに入れて、部屋まで持ってきてくれて、自由な時間に食べることができました。部屋は、大変綺麗で快適ですし、Wifiも使えます。
敷地内に観測スペースがあり、街中にあるのですが、街灯が入らないように囲っています。広く撮影するには難があるますが、空自体は暗いです。近くを15号線が通っており、夜間大型トラックが疾走する環境でした。もちろん電源が完備しており、40cmのドブソニアンを借用して、眼視も楽しめました。滞在費用は他と比べても、高くはありません。空の広さ以外は、大変快適な撮影ができました。

Chillagoe Observarory & Ecolodge
チラゴーは、ケアンズを拠点として204km(約3時間弱)の内陸にあります。南緯17度のため亜熱帯になり、5月の気温は昼間は30度くらいでしたが明け方には15度以下にまで気温が下がりました。昨年から、近くに明るい光源を出すところができて、光害を感じたとの事です。
部屋は広く、夕食は頼むとその時間に肉料理の夕食が提供されます(25A$程度)。コーヒーや牛乳は、無料で自由に飲めます。部屋は広く快適です。Wifiは、食事をするところで利用できますが、スピードはかなり遅かったです。途中の町で、滞在中の朝食となるパンやバナナ、おやつ類、電池などを調達しておきます。チラゴーの中には、チラゴーバーガーなんかを食べることのできる小さなレストランや雑貨店があります。
撮影地は、ロッジから少し離れた場所まで移動して撮影となります。毎晩、移動、セッティング、撮影後の撤収が必要です。その不便さはありますが、2年前は大変暗い空でした。撮影地の近くでは夜間はワラビーが出没しました。天文ガイドにも紹介されて、大変ポピュラーな撮影地になりました。ツアーでなく、自分たちで、Jet Starのチケット予約、レンタカーの手配をすれば、安価に行く事ができます。


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