180mmでぎょしゃ座2018年12月05日 19:46

Voigtlander180mm/F4でぎょしゃ座を撮影してみました。このレンズも、前玉が小さくフィルター径が49mmです。レンズ前にHEUIB-IIやLPS-V3なんかを装着できます。70mm以上の焦点では、レンズ前に干渉フィルターを装着しても画質劣化が少ないとされています。
持っている冷却6Dには、レンズの後部にフィルターボックスがあるのですが、なぜか相性が悪くて良い結果を残せず、フルサイズとフィルターの組み合わせで撮影できていませんでした。天体に使うカメラレンズは、明るくて前玉の大きなものが多く、レンズ前には小さな52mm径のフィルターを使えなかったのですが、Voigtlanderの90mmと180mm、SIGMA70mmには使えます。

今回は、180mmのレンズにLPS-V3を入れて撮影したものとHEUIB-IIを入れて撮影したものを1:1で合成しました。赤い星雲の強調には有利でした。星の色の変化が、LPS-V3では気になっていたのですが、それも軽減されているようです。
このレンズもディスコンのレンズです。2009年の初め、おおよそ10年前に製造中止の際に投げ売り状態のものを買って、あまり使ってこなかったのですが、APO LANTHARの名に恥じない良いレンズです。フィルターを試すのに、もう少し使っていく予定です。

撮影データ:Canon EOS6D (SEO Cooled SP4改造) ISO1600 Auto WB
Voigtlander APO LANTHAR 180mm/F4  絞り解放 LPS-V3使用 5min  x11 HEUIB-II 5min x11 (total 110min)
EM200赤道儀(AGS-1X改) BORG50+QHY5L-II PHD Guiding
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6で合成後強調処理