南天限界を極める2018 その12018年11月08日 20:06

当ブログのメインテーマである「南天限界を極める」ですが、カノープスを真面目に撮って、星を照合しました。

四国在住のものにとっては、カノープスは特に難しくもなく、冬が来たら普通に撮影できる対象です。今回の遠征では、水平線まで良く晴れていました。大気光があるので、南天は層状の赤と緑の光でムラムラとなります。
南中までしばらく時間のあるカノープスでしたが、オーストラリアで見たその明るさを感じさせる輝きでした。色も赤くなく、白く輝いていました。

さて南天限界を極めるということで、南の低空部分をアップしてみました。
標高1500mの高さと大気差により、計算上の水平線よりもかなり下まで見えていました。
南中付近で最も明るく見えた星は、かじき座ζ星(ζDor)(↑)で、4.7等星となります。
この星の赤緯は2000年分点で-57゚26.9'となります。後日アップするアケルナルが-57゚14.2'ですので、アケルナルよりも12.7秒ほど南の星で、しかも4.7等星ということです。自分自身の南天限界の記録となります。

オーストラリアに行けば、普通に見える星ですが、好条件であればここまで見えるということになります。
アケルナルの画像は週末にでも処理する予定です。


コメント

_ てげてげ ― 2018年11月11日 04:41

最後の写真を見ると、標高と大気差でだいぶん有利になることが分かりますね。
それにしても標高1500mとは羨ましい。
こちらは4~500mぐらいの山しか近くにありません。
しかも、ちょうど真南に開聞岳がそびえていています。
星景撮影にはいいんですけど。

_ NIKON1957 ― 2018年11月11日 11:28

てげてげさん、こんにちは。
今回の遠征では、ほぼ水平線が見えているのだと思います。透明度も良くて、南天限界まで極めることができた夜と思います。標高と透明度は限界を極めるのに重要ですが、ここもそろそろ明け方は凍結路になる可能性が高く、今年最後の山遠征となりそうです。
Dual Narrowband filterは、まだ届きません。来月以降の海遠征には届いてほしいものです。

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