久しぶりの入選2018年08月04日 15:32

昨年11月に入選して以来でした。
この5月に行ったオーストラリアのバランディーンで撮影した南天の星を採用してもらいました。圧倒的な澄んだ星空なので、その足跡を残したいと思いましたが、その願いがかないました。

天文ガイドは、NGC6188で採用してもらえました。この星雲は、形と色の美しさから、しっかりと撮影したかったのですが、今年なんとか実現することができました。機材の制約があるので、ナロー撮影は難しいかもしれませんが、いつかはナローでもと思います。

もう一つはさそり南部の散光星雲で星ナビに採用してもらえました。
南天にもっていく機材として、できるだけコンパクトなレンズをということで、フォクトレンダーのAPO LANTHARで撮影しました。解放F値がF3.5と暗い分、レンズ前に52mm径のHEUIB-IIを装着できるので、赤い散光星雲の強調がしやすくなり、意図した画像になってくれました。


どちらも、南天の好条件の下で撮影することで、無理なく描写できました。

なかなか、好条件の下で国内撮影のチャンスに恵まれません。南天遠征は費用の点からは、少人数のグループで行くとそれほどかかりません。昨年から、お誘いにのり、南天遠征に行く様になったのですが、すっかり病みつきです。来月の新月期にも、今度はチラゴーへ行く予定です。今回は日本から撮影できるいて、たて、わし、こぎつね座などの撮影をメインにする予定です。

暑いですね2018年08月12日 09:46

年の夏は異常に暑く、猛暑日が当たり前のようにあり、先日は当地でも体温越えの37.4度までになりました。その頃、夏風邪で同じくらい微熱があり、へたっていました。8月上旬の晴天時期は、結局撮影できないままでした。

ようやく体調が戻ってきたのですが、お天気がイマイチ不安定です。空を見ると、今年のペルセ群は難しいかんじです。接近中の21Pジャコビニ・チンナー彗星も撮影できていません。この彗星はジャコビニ流星群の母彗星で、1972年ときは大きな騒ぎとなり、空振りの終わったことは有名です。ユーミンの「ジャコビニ流星群の日」というのでも有名です。今年はどうなるのでしょうか?予測不可能な流星群なのですが、少し気にかけておきます。

来月の新月期には、日本を抜け出して今年2回目の南天遠征に行ってきます。この時期は、イータカリーナなどの対象は既に西へ低くなり、撮影好機ではありません。さそり、いて、わし、白鳥座頭部くらいまでは、夜半まではねらえそうです。このあたりを好条件で撮影してみる予定です。

何も撮れていないので、2年前の写真を再処理してみました。EF35mm/F1.4L-IIでの夏の大三角です。
今回行く予定のチラゴーでは、Sadrの北中高度が30度(当地でのアンタレスや火星の南中高度と同じくらい)なので、この辺まで撮影できそうです。夏の対象をメインに撮ってきます。お天気にめぐまれるよう祈っているところです。


来年まで持ち越し2018年08月27日 12:44

来月の新月期には、今年2度目のオーストラリア遠征に行ってきます。

この時期の早い時間帯は、さそりが頭上近くにあり、雄大な南天銀河が見られます。SuperStar IVでの薄明終了時の状態です。


まださそり座の高度は高いので、撮影できるように思えますが、南天で見る黄道光は、大変明るく伸びています。そのためにさそり付近は、黄道光でかぶってしまうのです。なので、今回の遠征では、さそり座は処理が難しくなることが予想されます。さそり座を撮るのはやはり5月がよさそうです。

今回は、魚眼で天の川と黄道光のクロスした画像をまず撮る予定です。
対日照はみずがめ座付近にあり、遅い時間帯(当然ですが深夜)に昇ってきます。

今年春の90mmでモザイクしたさそりからいて座の画像はこんな感じです。
アンタレス付近がありませんね。

撮ってはいたのですが、他のコマに比べ、フォーカスが甘くて、モザイクにしたとき不自然となりました。

ここは来年にもう一度再撮影の予定とします。来年は上記のモザイクを完成したいと思っています。