彩度高めに処理したさそり座2018年04月10日 21:00

先月撮影したものを処理してみました。

必ずしも私の方向性とは違うのですが、少し彩度高めに処理をしてみました。低空のさそりでは、カブリがある上に、色々な星雲や天の川があるので、落としどころが難しいです。せっかく撮影したので、アップしますが、やはりここは南半球でもう一度撮影してみたほうが良さそうです。
撮影データ:
Canon EOS6D(Starshop新改造) ISO1600
EF35mm/F1.4 L-II 絞りF2.8、Filterなし 2.5min x24 (Total 60min)
GF50 ノータッチガイド
気温 5度
RAP2でDARK&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6合成後強調処理


飛行機の窓側の席が好き2018年04月16日 17:57

先週末は、横浜出張でした。
昨日朝は春の嵐で、風雨が強くて、傘も役立たないくらいでした。
昼過ぎまで、真面目に会に出席して、その後帰途につきました。

国内線の飛行機は、たいてい窓側を取ります。飛行機の窓から見える地上風景が好きです。残念ながら、今回は富士山を見ることができなかったのですが、雪をかぶった南アルプスが見えました。

帰ってから、Google Mapで照合


綺麗な山は南アルプスの聖岳(3013m)と判明しました。遠くには北アルプスの山も見えました。

昨日は、強風のせいで、遠くまで見通すことができました。何か得した気分です。

4月に入り、仕事内容は大きく変わることはないのですが、役職がとれて気分も軽くなりました。
もう少し忙しいのですが、5月にはオーストラリア遠征です。準備をしないといけない時期となりました。

月夜にフラット2018年04月29日 11:33

フラットの重要性が、三本松さんの記事で良くわかりました。しかし、なかなか撮影現場でダークやフラットを取得できないのが現実です。曇天や月夜のときにフラットを取得すると良いのだろうと思い、連休の夜にトライしてみました。月夜で、明るいのでフラット取得には明るすぎるかもしれませんが、薄明程度の明るさなのでOKとしました。

三本松さんの記事によるスカイフラットでは、拡散板で覆い、同じISOで撮影対象撮影と同じ時間をかけて取得するとされていますが、これを24コマとなると、フラットだけで撮影時間が無くなりそうです。そこまでこだわったフラットであれば、きっと良いフラットができるのだろうと思います。また、カメラと望遠鏡をずっと接続しているので、ゴミの入り込みもなくなるとのこと。こだわりのフラットの産物があの分子雲なんだなと感じいった次第です。

今回アップするマルカリアンチェーンは、自分の得意な対象とは言えない対象ですが、機材チェックをかねて撮影した対象です。R200SSもそれなりに手を加えて、コマコレPHを導入していましたが、なかなか撮影する機会なく放置状態でした。昨日の月夜フラットで処理してみましたが、EL板によるフラットよりははるかにましでした。
月夜のフラットフレームの露光時間は10秒前後で良いレベルになりました。良い点は、フラットフレームの取得時間は少なくて済みました。お天気のイマイチの暗夜にフラットを作成したらと思っています。

撮影データ : R200SS+コマコレPH (合成Fl=750mm/F3.8) 
Nikon D810A ISO1600 6min x10(Total 60min)
ATLUX赤道儀 (AGS1-S改造)BORG50 + QHY5L-II PHD2でオートガイド
RAP2でDARK&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF変換→CCDStackでコンポジット→SI8でカブリ補正後→CS6で強調処理

マルカリアンチェーン付近には、たくさんの微光な系外星雲もあります。メジャーなものだけマークしました。