超新星残骸はナローで? ― 2017年06月24日 15:12
今回の遠征の直焦点撮影はノーフィルターの撮影でした。O-III成分も写るのですが、ナローで撮影したような微細な構造は描出できません。また、H-alphaのコントラストもあまり上がりませんでした。この点については、もう少し高度の高い時間に撮影を開始することや、フィルターワークを考える必要があると思いました。
Canon EOS6D(SEO Cooled 6D; USB 5Vで弱冷却)+Filterなし ISO1600 6min x13(Total 78min)
GP2赤道儀(AGS-1S改) M-GEN Kowa 75mmでガイド
RAP2でFLAT&DARK→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で強調処理
もしも次回があるならば、少なくともHEUIB-IIを使うようにします。さらに時間があれば、O-IIIを入れた撮影を加えると良いとは思いますが、限られた撮影時間を考えると現実的ではありません。南天でも難しい対象と感じました。
コメント
_ yatsu ― 2017年06月25日 22:40
_ NIKON1957 ― 2017年06月26日 08:32
当初の予定通りの撮影とはいきませんでしたが、撮影をすることができてよかったです。今回はストレートの撮影でのアプローチでしたが、次回は異なるアプローチをしてみたいと思いました。行くのは、5月か9月になりそうで、いずれにしても、撮影は難しいと思っています。違う時期にNZに行く方が良いかもですね。
_ yatsu ― 2017年06月28日 00:37
NIKON1957さんが一昨年最優秀をお取りになったVela SNR、国内で撮影されたことを思うと、本当に驚異的です!
私も、ニュージーランドに行ってみたいと思っております。行くのは大変ですが、緯度が高い分、撮影の条件が良くなりますね。
_ NIKON1957 ― 2017年06月28日 20:35
まだ、来年の事は未定ですが、チラゴーへは、今年撮れなかった対象を撮りに、来年も行ってみたいと考えています。
_ てげてげ ― 2017年07月02日 22:04
特に日本からは難しいレムナント南部の写りが素晴らしいです。
年始年末頃なら十分な時間撮影できるでしょうが、
南半球は夏ですのでノイズとの戦いになるのでしょうね。
撮影地は西オーストラリア州の内陸部もいいと思いますよ。
昔行ったときは毎日晴れ続きでした。
昼の暑さは40度近くありましたが、乾燥しているので楽でした。
むしろここ数日の異常な蒸し暑さの方がよっぽどこたえます。
_ NIKON1957 ― 2017年07月03日 13:24
南のほうは、国内では写り難い領域になります。北のほうは、あまり変わり映えしなかったです。条件が良ければ、ナローじゃなくても、もう少しカラフルになるような気がします。
オーストラリアの西部にも行かれた事があるのですね。パース以外に町の名前が浮かんできません。アクセスが良ければ、候補に挙がってくるかもしれません。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://ishizuchi1957.asablo.jp/blog/2017/06/24/8603464/tb
自然な仕上がりで、美しいですね!
やはり、南天でも難しいのですね。機会がありましたら、次回は私もナローバンドで撮りたいです。でも、チラゴーですと、高度的に難しいですね。高度が高い時期は雨季ですし。