オリオン座中心部 ― 2017年01月04日 20:49
光軸調整をした77EDIIで撮影したのですが、シャープなイメージを得ることができました。D810Aによる赤い星雲の写り方は、少し赤よりもピンクがかっていると感じます。写りも、通常の改造機に比べると弱いです。燃える木の色調は、良い感じかなと思います。赤い星雲の色調については、もう少し工夫が必要と感じています。
BORG 77EDII+ F4DG (no filter) 6min x16 (total 96min)
EM200赤道儀(AGS-1X) M-GEN+Kowa75mmでsnake modeでのデイザーガイド
DNG Conv. → RAP2でダーク&FLAT→CS6でRAW現像TIFF化→CCS Stack2でコンポジット→SI7でカブリ補正とデジタル現像→CS6で強調と補正処理
ちなみに77EDIIの調整後の星像はこんな感じです。7360x4912画素の一部の切り出しなので、よりシビアな評価となります。画面上部で、わずかな変形がありますが、普通の拡大率では、気になることはありません。
D810Aの赤の特徴を示すように処理したのですが、寂しいので赤を強調して、色調も変えてみました。
コメント
_ yatsu ― 2017年01月10日 22:22
_ NIKON1957 ― 2017年01月11日 12:48
透明感とは何かという点ですが、やはり星雲のないところの抜けというか、背景の夜空がニュートラルグレーから漆黒になっていることかなと思います。青が決め手というのは、今一つ理解しづらい感じです。
オリオンは全体に淡い星雲がかぶっているので、背景がニュートラルになりません。処理の仕方によるのでしょうけれど、今回のオリオンの色調が自分の思いと違っており、それが濁って見えると感じます。D810Aの処理にもう少しなれる必要があります。
_ yatsu ― 2017年01月13日 21:48
やはり、透明感の表現は難しいのですね。
いつか散光星雲の向こう側が透けて見えるような写真を撮ってみたいものです。
難しいとは思いますが、試行錯誤を続けたいと思います。
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ところで、透明感を出す要素とは何でしょうか? フォトコンやネットで素晴らしく透明感のある作品を目にしますが、「どうやったらこんなきれいな透明感がでるのだろう?」といつも不思議に思っております。古庄さんは講義のなかで青が決め手とおっしゃっていましたが、実際にはそう簡単なものではないと感じております。