Sh2-126 (鷹の爪)2015年10月04日 11:01

金曜、土曜と爆弾低気圧通過後の好天となりました。月の出の時間まで、小屋で撮影をすることができました。
放置撮影としたAPO Sonnarで撮影したとかげ座のSh2-126を処理しました。鷹の爪とよく言われている、淡く大きな散光星雲です。早い時間帯であったのと、H- alpha主体の星雲なので、LPS-V3で撮影しました。速写性を重視して、絞りもF2.5としましたが、V3フィルターのためか、周辺像の悪化があ り、トリミングをしています。FF.を入れたときも、F2.8くらいが良い様です。
撮影データ: Canon EOS60D(Central DS改) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.5 8min x6 +6min x16 (Total 144min)
気温16度
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改)
Famisco60改+QHY5L-II で PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正後→CS6で仕上げ



コメント

_ ytasu ― 2015年10月08日 20:56

NIKON1957さん、こんばんは。

拡大して拝見いたしました。
ふわっと柔らかく、透明感があってとてもきれいですね。

F2.5でも1コマ8分もかかるんですね。
参考になります。

僕が赤い輝線星雲を撮ると、べたっとした固い写真になってしまいます。
もっと勉強せねばと思っております。

_ NIKON1957 ― 2015年10月09日 19:23

ytasuさん、こんばんは。
LPS-V3では、露出倍数はフィルターなしの3倍程度と考えています。その分、露出時間が長くなるので、冬期の撮影もしくは、冷却一眼でないと、ノイズ処理に困ると思います。
硬調になる原因は、データ量に対して、強調をかけ過ぎたときになりやすいように思います。十分な元データ(コンポジット枚数)での強調が必要と考えています。

_ yatsu ― 2015年10月10日 10:37

NIKON1957さん、こんにちは。

露出時間の件、勉強になりました。
3倍必要なのですね。
私は2倍程度と思っておりました。

最近、デジカメ60D(SEO-SP4C)にHαフィルターを入れてL画像を作成できないかと試しております。F3.6の鏡筒で、ISO1600、10分露光していますが、S/N比が非常にわるく、かなりの枚数が必要と感じます。ダークもとなると一晩かかってしまいそうです。もう少し気温が下がるのを待ちたいと思います。

画像が硬調になるのは強調のかけすぎなのですね。
やはり、元画像の質と枚数が大切だと理解いたしました。

今後ともご指導よろしくお願いいたします。

_ NIKON1957 ― 2015年10月10日 13:33

yatsuさん、こんにちは。
露出時間は、空の状態にもよりますが、LPS-V3はこんな感じです。H-alphaフィルターだと、ナローバンドなのでさらに露光が必要と思います。
60Dは、比較的のノイズの多いカメラです。非冷却だと、当然ながらダーク引きが必須となります。それでも、完全にノイズは消えないので、コンポ枚数が必要です。
私の60DはCentarl DSの冷却改造をしたものですが、輝点ノイズはありませんが、ノイジーな感じが残り、ディザーガイドが必要と感じています。今度からは、M-GENで運用予定です。

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