異なる鏡筒の画像のコンポジット2015年05月13日 18:50

モザイクやコンポジット処理を少しかじってみました。
異なる焦点距離の画像をコンポジットできるのではと思いやってみました。

一つはBORG60ED+C0.72X(252mm)で、もう一つはBORG77EDII+F4DG(330mm)です。
2年前に撮影したへび座の暗黒星雲の画像をコンポジットしました。この対象は暗黒星雲に淡いガスがのっかり、普通の撮影枚数ではノイジーで、大変苦労した思い出あります。

子細にみれば、星の回りに処理に伴う黒縁があったりですが、概ねOKだと思います。昔の画像やデータを活用できる気がしています。晴れないときの気分転換には良いと思います。
撮影データ:
①Canon EOS60D(Central DS改) ISO800 HEUIB FF使用
BORG60ED+TAKAHASHI C0.72X、13min x8
EM200 (AGS-1X仕様) + Famisco60改 + DSI Pro, PHD guiding
②Canon EOS60D (Central DS改) ISO1600 HEUIB FF
BORG77EDII + F4DG 8min x16
EM200(AGS-1X改) Famisco60改+DSI-Pro PHD Guidingでオートガイド

①と②の処理画像をCS6でコンポジットしました。

①の画像を背景にします。
新規レイヤーを作成、レイヤー1ができます。
レイヤー1に②の画像をはりつけます。
背景とレイヤーの両方を選択して、編集メニューの自動整列を行います。
周辺光量補正や歪曲収差はOFFでしました。これで、拡大率の異なる2つの画像が大まかにコンポされます。

2枚の位置合わせのために、レイヤー1を通常から減算にします。これで、まずは中心付近の位置を合わせます。
その後編集メニューの変形→ゆがみを選択します。
その後、自由変形とワープモードの切り替えボタンを押して、周辺のポイントを細かく調整
上手く重なってところで、○ボタンを押して決定します。
レイヤーを通常に戻します。レイヤー1の不透明度を50%にします。
これで、背景とレイヤーの加算平均画像になります。
画像を統合して、重なったところを切り抜きます。

この方法が正しいのかどうかはわかりませんが、この長い連休中、マニュアルのモザイクやコンポの
やり方を勉強してみて、やってみたことです。

台風一過となった本日ですが、PM2.5を引き連れてきたようで、抜けは今イチですが、今夜は快晴の様です。
テストしたいことがあるので、テスト撮影を予定しています。