解放から使えるAPO Sonnar2014年09月14日 15:11

昨夜はようやく晴れました。7月末に撮影してから、1月半ほどは、何もできませんでした。昨夜は薄明終了から、月の出までの短時間でしたが、なんとかテストができました。

APO Sonnarですが、お値段に相応した高性能レンズと思います。フォーカスリングはスムーズで、ピントの山も比較的つかみやすいと思います。

解放での性能です。レベル調整のみです。

PIXEL等倍画像です。周辺減光を気にしなければ、フルサイズ周辺まで、崩れのない星像です。明るい星の周囲に少しだけ、色収差を感じる程度です。

解放での周辺減光の程度です。


このレンズは、レンズの塊の感じで、結構重量感があります。
専用のバンドは純正ではありませんが、K-ASTECさんから限定で作成されています。
これで、アルカスイス規格の雲台に取り付けできます。
大変シャープなレンズなので、しっかりとした固定とガイドが必要で、望遠鏡と同じような扱いが必要だと感じました。
マニュアルフォーカスなので、ISやOSなども無く、大変安定した性能を発揮してくれます。135mmという焦点で、楽しめる対象を探して行きます。


APO SonnarのFirst Light2014年09月14日 23:02

昨夜の短い撮影時間の中で、撮影したAPO SonnarのFirst Lightです。

白鳥座からこぎつね座の暗黒星雲を、少し広めに撮影してみました。

撮影の時間帯が早く、光害がいつもより多めでしたので、天頂付近を撮影しました。白鳥頭部から、こぎつね座の暗黒星雲です。ジャック彗星も青緑の光芒として見えています。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.8 3min x16 気温16度
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改)Pencil BORG+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正後TIFF化→CS6で仕上げ

秋の淡い対象をこのレンズで楽しみたいと思います。いろいろなフィルターとの相性も確認する必要があります。