エビ星雲(IC4628)再処理2020年05月02日 17:55

非常事態宣言の自粛のなか、連休後半の始まりです。今日午前中は仕事していましたが(この時期大変ありがたいことです)。午後から連休に突入です。
先週末からの晴天続きの夜も、体調保持と自粛との関係で、撮影に行くこともなく、早寝早起きの日々でした。
こういうときは、画像処理をして気を紛らわすのが良いです。
特に新しい、テクニックがあるわけではないのですが、背景のかぶりを整えたり、彩度をアップしてみたり、DeNoise AIやStarnet++を試してみたりと、あれこれやってみました。
ノイズを消すと、細部が無くなるという、諸刃の刃でどこまで使うかの手加減が必要だと思いました。できることならば、十分なデータを元にして、画像処理するのがベストという基本になります。

今回処理するのは、さそり座の低いところのエビ星雲付近です。肉眼では赤い星雲は見えないでのですが、ここは双眼鏡で見ると、NGC6231などの散開星団が宝石のようにみえて大変きれいです。今回は星色を残すべく処理しています。

2017年5月に初めて豪州遠征したときに撮影したものになります。

星雲や暗黒星雲に名前を入れています。
Dark Towerの色にそそられます。
Gum55(RCW113)の南部の名もない暗黒帯のなかに複雑な淡いガスと暗黒星雲があります。こんなところに萌えてしまいます。
また、豪州でしっかりと撮影したいと思う領域です。