勾玉星雲2019年11月25日 20:28

週末連休となり、23日の夜は当地でも良く晴れてくれました。月も細く、透明度も良い、撮影には持って来いの夜でした。
寒くはなかったのですが、石鎚も雪の薄化粧をしており、山遠征は控えて、いつものホームグラウンドでの撮影となりました。昼間からゆっくりと準備もできたので、久しぶりにイプシロンで撮影できました。130Dと160とどちらにしようかと考えましたが、小さい方での撮影としました。

εで撮影するのは、久しぶりだったので、慣れた対象を選んでみました。IC405とIC410.IC417などを入れての撮影でした。
撮影データ:ε130DI 補正レンズ前にHEUIB-IIを入れる。
TAKAHASHI EM200(AGS1-X改) でM-GEN Kowa 75mmでガイド
Canon EOS6D(HKIR改造) ISO1600  5min x17 (Total 85min)

久しぶりのεでしたが、色収差の無い星像と十字の光条で、反射らしいなと思いました。ε130Dでかなり小ぶりでしたが、屈折に比べるとやはり大きいです。
処理は、フラットもうまく行きましたが、凡庸な画像となりました。でも、85分のデジカメデータなので、私の代わり映えのしない処理なので、こんなものでしょう。

この夜は、けっこう明るい流星が流れていました。シリウスよりもずっと明るいのも流れて、綺麗でした。広角撮影もしておくのであったと後悔しました。
夜もふけて、はくちょう座が西の空で頭を下にして沈み、それからケフェウス、カシオペアと秋の銀河、それに連なるようにぎょしゃやふたごと冬の銀河につながる様子も良くわかりました。肉眼で、アンドロメダ、二重星団も良く見えました。肉眼で秋から冬への季節の変化を感じつつ過ごした一夜でした。