早朝のさそり座2018年03月31日 10:51

今月の後半は、例年になく好天の日が長く続いています。これも、ジェット気流の蛇行の産物だそうです。今年の1月、2月が異常に寒かったのも、そのための様です。

先週日曜の桜は3分程度で、まだまだであったのが、今朝は既に緑の葉っぱが目立つようになっています。今年の桜の満開を見逃した感じです。


この時期、春霞や花粉との闘いになりますが、抗アレルギー剤を服用しながら、早朝撮影をしてきました。

薄明直前には、アンタレスも南中近くになります。そこで、さそり座を撮ったので、アップしますが、南天低い対象なので、透明度が大変重要です。撮影した夜は、そこそこの条件であったのですが、撮影枚数が十分でなかったので、結果はイマイチ感があります。使用したレンズは、Voigtlander APOランサ-90mm/F3.5というマニアックなレンズです。解放Fが3.5と暗いのと、周辺減光が大き目ですが、コマ収差が少ない良いレンズです。フィルター径が小さめの49mmなので、ステップアップリングを使い、52mmのHEUIB IIを入れての撮影でした。この組み合わせでの星像の劣化はありませんが、アンタレスにゴーストが出ました。

撮影データ Voigtlander APO LANTHAR 90mm/F3.5 絞り解放、Lens前にHEUIB-II
Canon EOS6D(SEO-SP4) 4min x16 (Total 64min)
GF50 ノータッチガイド
気温 5度
RAP2でDARK&FLAT→CS6でRAW現像後TIFF変換→SI8でコンポジット&カブリ補正→CS6合成後強調処理

明日から新年度になります。年齢のせいもありますが、自分自身の働き方改革をしました。今年は、星の撮影をもう少しできるかなと思っています。