台風一過に何を撮ったか?2017年09月20日 19:33

先日の台風18号は、四国の南岸を足早に通り過ぎていきました。ここ愛媛では、大雨となりましたが、大きな被害もなく通り抜けて行ってくれました。

台風一過の敬老の日の夜ですが、思ったほどは晴れてくれませんでした。
お天気がいつまで持つか怪しそうだったので、Cooled 6DとD810Aのツインで狙いました。しかしcooled 6Dのほうの鏡筒とヘリコイドMの接続がゆるんでいたようで、スケアリングエラーのため片ボケが酷くて使いものになりませんでした。11枚撮影したところで、雲がわいてきてアウトでした。
火曜も仕事だったので、体にとっては良かったですが、赤い星雲が弱くなり、少し残念でした。

今回もSS one Autoguiderを使い、6DとD810Aの2台のカメラをコントロールしながらディザーガイドをしました。前回はAPO Sonnarを50mmのレンズでガイドしたのですが、少々ガイドエラーが出たので、少し長めのmini BORG50 (fl=250mm)でのガイドに変更しました。デイザーの移動量も少な目としました。シャッター間のデイザーに入るとき、少しガイドの線が乱れる傾向がありました。振れ幅が、落ち着いてから撮影に入るようになったらと思いました。6D側のデータが使えず、残念でした。

今回、久しぶりに何を撮影しようかと思ったのですが、暗黒星雲大好きな私は、Black Fishと言われる、IC1396の隣の暗黒星雲に望遠鏡を向けました。久しぶりの直焦点撮影であったので、色々と問題が生じました。いつまでたっても、撮影技術が確立しません。
撮影データ:NIKOND810A ISO1600 
BORG77ED-II + F4DG 6min x11 (total 66min)
ATLUX (AGS-1S) SS-one Autoguider + ASI120MM + miniBORG50 Dether移動量 2
RAP2でDARK&FLAT補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6でと仕上げ

暗黒星雲や赤い星雲の名前です。
Black Fishは、B169、B170、B171でお魚のように見えるからだと思います。もう少し枚数を増やして、赤い星雲も無理なく描写したいと思いました。
今度の連休に少し晴れるといいなと思います。