暗黒星雲萌え2017年08月06日 09:44

九州南部に台風が接近しています。進路にあたる地域の方は、十分な備えをしてください。当地もしっかりと予報円の中に入っています。

台風の影響もあると思うのですが、当地での昨日の最高気温は体温よりも高い37.2度だったそうです。昨日は、大学の天文研の現役の学生とOBの交流会がありました。OBの方は、近隣の50歳前後の方が多かったです。趣味の時間をとれるのは、30~40歳台の方には難しいのかなと思いました。若い学生の活動を拝聴していると、はるか昔を思い出します。また、天体写真以外にもいろいろと天文関係の活動はあるものと、改めて感じました。とは言え、自分は天体写真(撮影、機材、画像処理など)に回帰して10年というところで、この領域の中ではマニアックな領域にのめり込んでいるのだと自覚した次第です。

天体写真の中でも、さらにマニアックな領域は、暗黒星雲になるかと思います。暗黒星雲に萌えていると書いて、FB上で変態マニアと自覚した次第です。一般受けは悪く、綺麗とは言い難いのですが、うねうねと複雑な構造や反射星雲や散光星雲が絡む領域は、自分にとっては萌え萌えの領域となります。しかし、これをしっかりと描写するのは至難の事で、撮影技術の拙さや画像処理の引き出しの少なさのため、以前から計画しては実現しないままです。
これらの領域は、国内の写真検索ではヒット数が大変少ないのですが、国外になるとLDNXXXで検索するとわんさかとヒットしてきます。日本国内は健全な天体写真ファンが多いようです。

この夏に撮影を計画している領域は、白鳥座尾部とケフェウスの間にある領域です。Key Wordとしては、LDN988、LDN1003、Le Gentil 3なんかになります。普通に写しても暗黒帯が伸びているのがわかります。LDN988は2015.9.24のAPOD2014.11.20のAPODにも取り上げられているので、国外では人気領域なのかもしれません。

Mapとして、2年前に撮影したものを張っておきます。難易度はかなり高い領域だと思います。とりあえず330mmのツイン撮影で、6分x20x2を予定しています。なんとか、今年撮影してみたいと思っています。



コメント

_ yatsu ― 2017年08月10日 23:40

NIKON1957さん、こんばんは!
僕にとっては斬新な構図と感じます。なんか、じわじわくる感じで良いですね!
真夏の石鎚の空はいかがでしょうか?

_ NIKON1957 ― 2017年08月11日 10:55

yatsuさん、こんにちは。オタクな領域ですが、なんとか撮影したいと思っています。

四国カルストで夏場撮影できたのは5年以上前になります。そのときは強力な太平洋高気圧がいたときでした。
近隣の撮影ポイントについてです。石鎚というよりも、瓶ケ森林道に沿っての道で、南まで抜けたポイントがあるのですが、今年の夏はたぶん無理かなと思います。ブログ友達の玄さんは、寒風山のほうへ良くいっているようです。
私は夜は行ったことはないのですが、塩塚高原なんかが良いかもしれません(yatsuさんはご存じかもしれませんね)。大豊の梶ヶ森は一度行ったことがありますが、お天気はやはり四国山地特有のガスが多い様に感じました。
まんのう天文台は道がけっこう厳しいですが、高松からは近いです。お世話をしている方を知っているので、一度連絡してみましょうか?

_ yatsu ― 2017年08月12日 00:32

NIKON1957さん、こんばんは。
詳細なご回答をいただき、ありがとうございます。
やはり、夏は撮影は難しいのですね。空が安定する季節まで、待った方がよさそうですね。

瓶が森は一昨年の秋に一度だけ行ったことがありますが、素晴らしい空でした。
梶が森は5回ほど行きましたが、晴れたのは一回だけです。山の上は難しいものですね。
塩塚高原は、昼に一度下見にいきました。ベテランの方のお話ですと、北が明るいそうですね。
まんのう天文台は観望会に何度か行ったことがあります。森林の中なので、空が狭いのが残念でした。近くのまんのう公園は、ちょっと明るかったです。

今日、高知県方面にドライブしました。夜に南阿波サンラインに寄ったのですが、晴れていても水蒸気が多く、もやっていました。やはり、真夏は難しいのかもしれません。

_ NIKON1957 ― 2017年08月12日 10:02

yatsuさん、

真夏は、思ったほど晴れないですよね。特に、山地ではダメのような気がします。お盆時期は、少し安定するのですが、来週は少し晴れそうです。秋の準備を兼ねて、テスト撮影ができればと思っています。

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