南天遠征日記32017年06月07日 20:48

5月27日(土)
2日目の夜は曇ってしまい、撤収時間が早くなってしまいました。そのため、早めに寝ることができました。
わりと早く目が覚めてチラゴーの最終日となる3日目朝を迎えました。外は結構晴れています。

朝まで粘ったYさんの情報では、明け方再び少し晴れてきたとの事。
このままチラゴーでの成果がなければ、日曜にケアンズに戻りホテルチェックイン後、再度マリーバまで戻っての撮影グループに加わる必要があるかもと覚悟する。そうなると、慣れない夜道の運転をしなければいけません。

朝は早く目が覚めたので、朝食も食べたのですが、Hくんたちと昼食を食べに行きました。軽食を摂ることことができる、Chillagoe Tourist Villageでチラゴーバーガーを食べたのですが、こちらのほうが、初日のキュランダのオージービーフバーガーよりも安くておいしかった。よってくる蠅は文字通り五月蠅い感じであったが、気にせずにぱくつきました。

村の雑貨店で、単三電池を購入した。小さなバッテリーはあるかと尋ねると、バターはあるよとの返事。なかなか英語は通じないものである。

そして、村のはずれにある有名な看板の前で記念撮影。
次の町まで、560kmあって、そこまではガソリンスタンドがないよとの警告です。未舗装路で、雨季は通れませんとの事。さすが、広いオーストラリアです。遠くまできたものだと感じました。

戻り、買った電池で、スカイメモのチェックをする。南天の場合、普通の逆の時計廻り回転となります。ある角度の範囲は比較的スムーズに回転することがわかり、そこで撮影するようにしました。2日目のテストである程度、できそうな事が確認できました。電池での駆動で、バッテリー線が一本少なくできます。

チラゴー最後のディナーはオージビーフのステーキであった。
若干硬いが、美味しくいただけた。3日間の夕食には満足しました。

さて、夕刻は雲が多くて、不安な天気の始まりであった。しかし、極軸の調整が終わったころには雲もとれてすっきりとした南天の星空が見えてきました。この時は、大変うれしく感じました。

不安なSKYMEMO Sもなんとか稼働してくれるようになり、2台での撮影をすることができるようになりました。
APO Sonnarの135mmでも、少し流れるコマがあるものの、概ねOKとなる。

南天の撮影はISO1600の場合、F2.8で3分、F4で5分~6分くらいを目処に撮影したら良いと反省しています。2台体制で余裕がなく、背面モニターの画像でだいたいOKとしてしまいました。ヒストグラムをチェックして、絞りと露光時間をもう少し小まめに調整しないといけません。結果的に露光不足の無駄なコマを増やすことになってしまいました。

それでも、朝まで撮影して、最後に小マゼランを撮って、今回の遠征撮影は終わりとなりなした。結果的には、予定の半分くらいしか撮影できず、特に初日は機材トラブルで、カメラレンズの撮影がほぼダメであった。また、直焦点側も、ピンボケや構図のエラーが多くなり、最終日の撮影が主たるものになってしまいました。できることならば、2台体制で3夜をフルに撮影したいと強く思いました。この3日目の夜がフルに快晴であったことで、徐々に中天に昇ってくる天の川の雄大さに、感激をあらたにしました。この星空を見ることができたことは、本当に良かったです。今回、重量制限で双眼鏡を持ってくることができなかったのも心残りの一つです。

遠征前は電源対策に追われてしまい、最終的には重量対策で、急遽GF-50からSKYMEMO Sに変更したなどがトラブルの元になり、これが大きく撮影計画に影響してしまい、余裕を無くしてしまいました。
坊主にはなりませんでしたが、とても満足できる結果を得ることができなかった。
これは、南天の星が再チャレンジに来なさいということであると勝手に納得しています。


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