久しぶりの撮影2016年08月12日 18:59

連日の猛暑が続き、夏ばて気味ですが、ようやく晴れた夜が10日、11日とやってきました。

日中は猛暑のため、お天気が不安定となります。宵の口も雲が流れてすっきりしないのですが、夜半すぎには、GPSの予報とは異なり、快晴となってくれました。2か月ぶりの撮影であったので、バタバタして思うようには撮影ができませんでした。
今回は、冷却改造をしたSEO-COOLED 6Dのファーストライトを第一の目的としました。
重いので、しっかりした接眼部での撮影が必要と考え、まずはBORG100EDに中判ヘリコイドを接続してF4DGとの組み合わせで撮影しました。F4DGの後群が少し不安でしたが、撮影結果は問題ありませんでした。

夜半すぎると、夏の対象は子午線を超えてしまいます。狭い観測小屋なので、子午線越えの対象に適した望遠鏡の配置をしていないので、夏の対象を撮るのは自分の姿勢を含めて無理がありました。反転してからのガイドは、うまくゆかず、結果を残せませんでした。

少ない枚数ですが、M31を練習がてら撮影しました。明るい対象ゆえの難しさのある星雲です。
BORG100EDとF4DGは、赤ハロが出やすいようですが、そこそこシャープです。系外星雲の処理は、不慣れですが、アップします。

冷却6Dは、夏場の暑い夜も、ノイズレスで大変ありがたいです。フィルターボックスが、CMOSの前にあるので、画像にどの程度の影響があるのか、これか ら検証が必要です。今回の撮影では、F4DGのフィルターボックスを使いました。また、改造機のため、レンズ情報が取得できないことや、絞りが解放のまま になるなど(これは、別のカメラで絞り込みをして外すと良い)、いくつかできない事があります。
撮影データ: Canon EOS6D(SEO COOLED 6D) ISO1600 
BORG100ED+ F4DG+HEUIB-II 6min x5(Total 30min), 気温23度
ATLUX赤道儀(K-ASTEC AGS-1S改)
M-GEN+Kowa75mmでsnake modeでのデイザーガイド
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→CCDStack2でコンポ→SI7でデジタル現像→その後CS6で強調

今夜はペルセウス群の極大の夜ですね。明日はお休みですねので、晴れたら今夜も出撃します。