ケフェウス座の散光星雲2014年10月19日 11:10

ケフェウス座の散光星雲をAPO Sonnarで撮影してみました。

ここは。肉眼では、あまりぱっとしない地味な領域ですが、写真にとると、暗黒星雲、それを彩る散光星雲がたくさんあって、大変華やかな領域です。
この背景となる天の川の微光星を綺麗に描写したいと思い、このレンズを使いました。解放でも、星像のくずれはほとんどありませんが、若干のハロが多くなります。F2.8まで絞ると、ハロの影響は少なくなります。

暗黒帯部分は淡く散光星雲が全体を覆っているようです。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.8 2min30sec x17 (total 42.5min) 気温12度
EM200赤道儀(K-ASTEC AGS-1X改) Famisco60改+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正後TIFF化→CS6で仕上げ


苦手なIC3482014年10月20日 18:06

先週土曜は、久しぶりに良く晴れてくれました。透明度も、大変良好でした。

色々と試したい機材や、撮影したい対象がありましたが、撮影のほうは、自動導入の不調や、その他トラブルがあって、せっかくの好機を生かすことができず、すこしへこんでいます。

その中で、IC348を、明るいSonnarで多数枚撮影でトライしました。
もやもや系はどうも苦手です。フラットも撮影しているのですが、どこまでが星雲で、どこまでがかぶりかわかりません。もう少し透明感のあるクリアな描写にしたいところです。
多数枚コンポジットは、こういう対象の一つのアプローチと思います。
いかに良いフラットを作成するかもポイントになると思います。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.8 2min10sec x23 (total 50min) 気温12度
EM200赤道儀(K-ASTEC AGS-1X改) Famisco60改+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

ここは、苦手です。綺麗な描写をしたいのですが、何となく汚れたようなイメージで、ダメですね。


もやもや系その22014年10月22日 12:50

先週末の時間をかけて撮影した本命対象は全滅でした。
最後の中途半端時間で撮影したものをアップします。

RUKUさんやほんまかさんが昨年来、撮影されてきたヒアデス付近です。ここにも、もやもや系がいっぱいあって、今年は撮影しようと狙っています。とりあえずのデータから画像処理をしました。難しいです。
フラットも作成したのですが、ゴミが移動したのか、それとも本当に暗黒部があるのかよくわかりませんでした。
ここはもう少し時間をかけて再チャレンジしてみます。しっかりとしたフラットも直後にとるようにします。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600 
Zeiss APO Sonnar135mm/F2 絞りF2.8 3min x12 (total 36min) 気温12度
EM200赤道儀(K-ASTEC AGS-1X改) Famisco60改+DSI-Proで PHD Guiding
RAP2でダーク&フラット→CS6でRAW現像→SI7でコンポジット&カブリ補正→CS6で仕上げ

出張時は良く晴れる2014年10月28日 12:12

なぜか、出張のときや、飲み会のときに良く晴れる気がします。
先週末は、神戸へ出張でした。神戸市内のホテルが取れず、大阪のほうは週末価格で高く、西明石のホテルになってしまいました。快速で三ノ宮まで20分くらいなので、リーズナブルで良かったです。

この最近、飛行機内のデジタル製品の使用が緩和されて、離着陸前後もデジカメでの写真が撮れるようになりました。今日は、好天だったので、空撮が大好きな 私には、大変楽しみでした。もちろん、早めに羽根のない部分の窓際を選んでおきました。航路は便により微妙に違うので、どちらが良いかは運次第です。

松山空港をとび立ち、伊予灘を撮影。遠くに見えるのは、遠征先の佐田岬半島です。
高縄半島上空を越えて、吉野川を東に進みます。そのまま徳島から和歌山まで抜けました。途中で見た鳴門大橋です。
和歌山から泉州上空を北上、関空を見ながら大阪に入っていきます。
逆光でかすむ阿倍野ハルカスです。

金曜の夜は全国的にも良く晴れました。西明石のホテルの窓からの風景も快晴の夜を約束するものでした。




星はスバル(M45)2014年10月28日 12:19

いつものBORG77ED-II+F4DGの組み合わせで、M45を撮影しました。焦点距離330mmでフルサイズだと、スバルが小さいです。周りの淡い星雲を出すには、少々露光が足りなかったようです。
毎年撮影しては、処理が難しいと感じる対象になります。

撮影データ: Canon EOS6D(SEO SP4) ISO1600
BORG77EDII+F4DG (330mm/F4.3)+Filterなし 5min x12
EM200赤道儀(AGS-1S改) Famisco60改+DSI-Pro PHD Guiding
RAP2→CS6でRAW現像→SI7→CS6

さて、このBORG77EDII+F4DGでの組み合わせですが、大変気にいっている筒です。最近はやりのダブル鏡筒にするかどうか考え中です。